東京喰種と東京喰種:reは、壮絶なバトル、切ない別れ、衝撃の展開が次々と繰り広げられる名作です。人間と喰種の狭間で揺れ動くキャラクターたちの葛藤や、息をのむような戦闘シーンが多くのファンを魅了してきました。
特に、金木研の変化や有馬貴将との戦い、エトや瓜江など個性的なキャラクターたちの名場面は、何度見ても心を揺さぶります。感動と衝撃が入り混じるシーンの数々は、作品の魅力をさらに引き立てています。
本記事では、東京喰種&東京喰種:reの中から、心に残る名シーンを厳選してご紹介します。熱いバトルや感動の瞬間、予想を超える展開まで、ファンなら必ず押さえておきたい名場面ばかりです。作品を振り返りながら、その魅力を再確認していきましょう!

東京喰種1巻から順番に紹介していくよー!
- 東京喰種の名シーン7選!
- 東京喰種:reの名シーン9選!
- 過去と現在が交錯する戦い!ハイセと西尾錦、因縁の再会 東京喰種:re1巻7話「昧人」
- 壮絶な死闘!ノロとの戦い、そしてシラズの最期 東京喰種:re6巻54話『娩児』
- 決戦!カネキVS有馬貴将、絶望の果てに見えた光 東京喰種:re7巻「Kの卵」
- 最強の捜査官・有馬貴将の真実!彼が最後に遺したもの 東京喰種:re8巻「門をとじる音をきいた」
- 再び交錯する運命── 滝澤と亜門、かつての絆は届くのか? 東京喰種:re9巻「うえ」
- 冷徹な捜査官が見せた“人間”の一面──アキラが選んだ未来 東京喰種:re9巻95話「Am」
- 「誰かのために生きりゃいい」滝澤政道が語る覚悟の言葉 東京喰種:re11巻115話「問い子」
- 「俺が恨んでたのは自分だ」──瓜江の決意と成長の瞬間! 東京喰種:re13巻137話「いざなぎ」
- 「だまれええ‼」──月山習、カネキを想う魂の叫び! 東京喰種:re14巻149話「破竹」
東京喰種の名シーン7選!

東京喰種には数多くの感動や泣ける名シーンがありますが、名言もすごく豊富で【東京喰種と東京喰種re】の100以上の名言&名セリフをキャラごとに一挙紹介!でたくさん紹介してるので、ぜひ読んでみてください。
金木研の覚醒!赫眼が開く衝撃の瞬間 東京喰種1巻8話「赫子」
東京喰種1巻の感動シーンといえば、やはり1巻8話「赫子」の金木VS西尾錦戦ですよね!人間として生きてきた金木が、ヒデを西尾に殺されそうになった瞬間。幼い頃からのヒデとの思い出が脳裏をよぎる…そして、ついに彼の中で何かが弾けるーー。

「ヒデ…が殺されるのは嫌だ、嫌だ、嫌だ、そんなの許せない!」
このセリフと共に覚醒する金木の姿は、まさに圧巻。今まで“普通の人間”だった少年が、初めて“喰種”としての力を解放する瞬間は、読者の心を揺さぶる衝撃と鳥肌モノで胸を熱くする瞬間でした。
“敵わないはずの相手”を一瞬で圧倒する金木の変貌、その赫眼の輝き、力の覚醒ーー。まさに東京喰種の伝説が始まる名シーンといえるでしょう!
金木研の葛藤!「ヒト」と「喰種」の狭間で見つけた自分の使命 東京喰種3巻25話「開眼」

金木研と喰種捜査官・亜門鋼太郎の初対決。戦いの中で交わされた言葉は、単なる戦闘を超え、読者の心に深く突き刺さるものだった。
「罪のない人々を平気で殺め…己の欲望のまま喰らう。貴様らの手で親を失った子も大勢いる。残された者の気持ち、悲しみ、孤独…お前たちは想像したことがあるか?」

「罪のない人々を平気で殺め…己の欲望のまま喰らう。貴様らの手で親を失った子も大勢いる。残された者の気持ち、悲しみ、孤独…お前たちは想像したことがあるか?」
怒りを滲ませながら、亜門は金木に問いかける。世界は間違っている。歪めているのは喰種、お前たちだ、と──。その言葉に、金木は確かに亜門の正義を感じた。人間たちが喰種によって理不尽に奪われてきた悲しみ。彼の言葉は決して間違っていない。
しかし、それと同時に金木もまた、思い知る。喰種にも、大切な人を奪われた者がいる。喰種にだって、感情がある。その部分はヒトと何も変わらないはずなのに、なぜ喰種だけが「悪」なのか?

「僕だけだ」
喰種としても、人間としても生きるこの身だからこそ、どちらの痛みも理解できる。そして、それを伝えられるのも、自分だけなのではないか?金木の心に、新たな使命が生まれる。「相手を知らないまま、間違ってると決めつけることが正しいなんて僕には思えない」

「もっと知るべきなんだ、この世界を。喰種も、ヒトも、互いをもっと」
──。この瞬間、金木研は単なる「半喰種」ではなくなり、彼はこの世界の架け橋となる存在として、覚悟を決める。読者もまた、その決意に胸を打たれずにはいられなかっただろう。
「ここにテメェのものなんかひとつもねぇんだよ」トーカの痛快な反撃! 東京喰種5巻44話「受肉」

西野貴未を人質に取り、金木を“協会”へと誘い込んだ月山。金木・西尾・トーカの3人で挑むも、まるで歯が立たない。戦況は絶望的で、打つ手なし。しかし、金木がトーカにまさかの提案をする。
そう、トーカに自身を喰わせることで、彼女を強化し、月山と戦わせるというものだった。驚きと戸惑いの中、金木の覚悟を感じ取ったトーカは、意を決して金木の肩に噛みつく。その瞬間、月山が絶叫する。

「僕のだぞッッ‼」
全力でトーカに襲いかかる月山。金木の意図をまるで無視し、彼を“所有物”のように扱う姿に、読者は思わず苦笑したはずだ。金木にしてみれば「誰のものでもないのに…」という話だが、これこそ月山の魅力が詰まった名シーンのひとつだろう。しかし、その直後にトーカが放ったセリフがまた最高だった。

「アンタの?阿呆か…ここにテメェのものなんかひとつもねぇんだよ」
トーカのこの言葉には、読者も非常に深く考えさせられるものがある。人間は誰しも、欲望や執着を抱え、自分の周囲のものを“自分のもの”だと思い込んでいる。でも、本当にそうなのだろうか?
例えば、恋人や友人に対して「自分だけの存在でいてほしい」と願うことや、お気に入りの物や場所に対して「これは自分だけのものだ」と感じることがある。しかし、それは本当に「自分のもの」なのだろうか?人間関係も、物も、実際にはすべてが絶対的に誰かの所有物というわけではない。
どれほど執着したとしても、相手には相手の意思があり、物もまた、時が経てば手から離れていくこともある。こうした問いを読者に投げかけるこのセリフは、ただの痛快な一言ではなく、東京喰種という作品が持つ深いテーマを象徴するひとつですね。
金木の絶望、狂気への序章──ヤモリの拷問部屋で味わう地獄 東京喰種7巻61話「微光」

アオギリの樹に捕らえられた金木は、バンジョーたちと脱出しようとした際にヤモリたちに見つかる。そこでヤモリは、金木にある取引を持ちかけた。

「僕の部下になってくれるなら、他のみんなは逃がしてあげる」
金木は仲間を守るため、その提案を受け入れる。──しかし、その先に待っていたのは、生き地獄とも呼べる拷問の日々だった。ヤモリの拷問部屋に連れて行かれた金木は、Rc抑制剤を目から注射され、一時的に人間の身体へと戻される。
その状態でペンチやハサミで身体をねじ切られ、そして再生するたびに、また切り刻まれる。その苦痛は何度も何度も繰り返され、金木の心と体を容赦なく削り取っていった。やがて、金木は“自分は本当にバケモノなのだ”と刻み込まれるような感覚に陥る。
しかし、地獄はそれだけでは終わらなかった。ヤモリは金木の耳の中に20cmを超えるムカデ(トビズムカデ)をねじ込むという、常軌を逸した拷問を加える。耳の奥を這い回るムカデの足音、皮膚を食い破る感触、頭に直接響く激痛──。その時、金木はふと気づく。
──遠くで、誰かの笑い声が聞こえた。
──それは、僕だった。
この瞬間、金木は“喰種としての覚醒”へと足を踏み入れることになる。この拷問シーンは、東京喰種の中でも最も残酷で、最も衝撃的な場面の一つだろう。読者の多くも、そのあまりの痛ましさに目をそらしそうになったに違いない。
普通の人間なら、精神が崩壊してしまうほどの苦痛。だが、この拷問こそが、のちに“赫眼の怪物”としての金木を生み出すきっかけとなったのだった。
絶望の果てに──金木研が「喰種」を受け入れた覚悟の瞬間 東京喰種7巻63話「喰種」

ヤモリの手により、金木は極限の苦痛を味わうこととなった。それは単なる肉体的な拷問だけではない。ヤモリは巧妙に金木の精神をも追い詰めていく。
実は、「仲間たちが捕まっている」という残酷な真実を突きつけ、親子のどちらを救うか、金木に選択を迫るヤモリ。選ぶことのできない金木の目の前で、親子は無残にも命を奪われてしまう。一人きりの拷問部屋で、金木は内なる自分と対話を始める。
妄想の中で現れたリゼとの自問自答が続く。「命を軽々しく扱う喰種なんて許せない」そう思いながらも、金木は自らの力に対する恐怖を抱いていた。だが、その葛藤の中で金木は決意する。

「僕の中の喰種を受け入れる?違う、僕は喰種だ」
これまで避けてきた“喰種の力”を、今こそ解き放つ時だと悟ったのだ。リゼを喰らい、その力を受け入れることで、金木は新たな自分として覚醒する。
このシーンは読者にとって、金木が“喰種”として覚醒し、ヤモリとの死闘に挑む準備が整った瞬間として胸を高鳴らせたことでしょう。苦悩と決断の果てに得た覚悟──その姿はまさに圧巻でした。
「かばったんでしょ?」──アヤトの本心を見抜いた金木の洞察力 東京喰種8巻75話「秘密」

ヤモリとの死闘を終えた金木は、バンジョーたちとともに脱出しようとする。しかし、彼にはまだやり残したことがあると言い残し、バンジョーたちと別々の行動をするのでした。金木が向かった先は──トーカのもとだった。トーカは弟のアヤトと戦いの最中、圧倒的な力を誇るアヤトに押され、追い詰められていく。
そこへ、まるで運命に導かれるように金木が現れる。──トーカが「ひとりに…しないで」とつぶやいた時──「しないよ」と颯爽と登場する。トーカに代わり、アヤトとの戦いに身を投じた金木は、彼の強さに驚きながらも、ある”違和感”を抱く。そう直感した金木は、確信とともに静かに告げる。

「君の秘密を教えてあげる」
ヤモリとの戦いを思い出しながら金木は続けた。

「ヤモリは強かったよ。戦ったからわかる。」
「あんていくでトーカちゃんがヤモリに飛びかかったけど、あのまま戦っていたら間違いなく殺されていた。」

「だからなんだよ」
「君が割って入って、一撃を加えた。」その言葉に、アヤトは一瞬表情を曇らせる。「チッ…もっとボコっておけばよかった。」それでも金木は問いかけた。

「かばったんでしょ?トーカちゃんが殺されないように──」
その瞬間、すべてが繋がった。アヤトがトーカに向けていた冷徹な態度の裏には、誰にも言えない“家族を守りたい”という想いがあったのだ。彼の過去、そしてその心の奥底に秘められた葛藤を知った瞬間だった。
東京喰種の中でも、衝撃的で感情を揺さぶるシーンのひとつ。”かばったんでしょ?“という言葉が、アヤトの心を、そして読者の心をも揺さぶった、名場面であることは間違いない。
篠原を失いたくない!什造の心が震えた瞬間 東京喰種14巻137話「溢花」

20区の喫茶店「あんていく」を舞台に、CCGによる梟討伐作戦が決行される。指揮を執るのは和修吉時。標的はSSSレートの喰種、”梟”──篠原特等、黒磐特等を筆頭に激戦が幕を開けた。什造や宇井も途中から参戦し、黒磐は片腕を什造は右足を失うなど壮絶な死闘の末、CCGはついに”梟”を討伐。
戦場に響くのは、戦いの終結を喜ぶ者たちの安堵の声だった。──だが、その安堵は”悪夢”の前触れに過ぎなかった。次の瞬間、まさかの“もう一体の梟”が現れ、戦場は地獄へと変わる。それは、“隻眼の梟”。不意を突かれた捜査官たちの中で、初撃を回避できたのは宇井ただ一人。
孤軍奮闘するも、圧倒的な力の前に吹き飛ばされてしまう。そして”隻眼の梟”は、意識を失って倒れていた篠原に向かうと、無慈悲に右足をハムのように切り飛ばす。その光景を目の当たりにした什造。”隻眼の梟”はそんな彼を見つめ、こう呟いた。
「お・そ・ろ・い」
──その言葉に、彼の胸が大きく波打つ。これまで鈴屋什造は”死”に対して無関心だった。他人の死はもちろん、自分の死にすら興味を持たない、そんな生き方をしていた。だが、この瞬間──彼の中で何かが変わった。篠原の姿を見たとき、今まで感じたことのない”痛み”が胸を締め付けた。
育てられた環境ゆえに”他人の死”を軽視してきた彼が、初めて”誰かの死を恐れる”という感情を知ったのだ。篠原さんを失いたくない!そう強く思った瞬間、什造は叫んだ。このシーンは、ただの戦闘ではない。人が変わる瞬間というものが、こんなにも感動を呼ぶのかと、読者の心を震わせる名場面だったのではないだろうか。
東京喰種:reの名シーン9選!

東京喰種の名シーンの中にかっこいいセリフや名言がすごく豊富ですよね。【東京喰種】魂に残る名言&セリフを考察とともに紹介でいくつかの名言をピックアップして解説しているので気になった方はぜひ読んでみてください。
過去と現在が交錯する戦い!ハイセと西尾錦、因縁の再会 東京喰種:re1巻7話「昧人」
クインクスの瓜江とシラズは、逃亡中のトルソーを追い詰め、捕えようとする。しかし、その瞬間、突如として現れた謎の喰種──“オロチ”が彼らの前に立ちはだかる。圧倒的な力の差を見せつけられ、クインクスたちはなすすべもなく敗北。そこに駆けつけたのが、彼らの指導者・佐々木ハイセだった。
ハイセはクインケと赫子を駆使し、オロチに果敢に挑むが、経験と実力の差は歴然。一方的に追い詰められ、ついに窮地に陥る。しかし、その時──。ハイセの表情が一変し、まるで別人のような口調で語り始める。次の瞬間、赫子の動きが鋭さを増し、反撃の一撃がオロチの腹部を貫いた。戦況が一変し、今度はハイセが優勢に。
とどめを刺そうとした瞬間、オロチの仮面が外れ、その素顔が露わになる──。そこにいたのは、かつて金木研の仲間であり戦ったことのある“西尾錦”だった。

「お前ってやつは……どこまで行っても救われねぇのな、カネキ」
その言葉が耳に届いた瞬間、ハイセの体が硬直し、動きが止まる。突如として襲いかかる頭痛と混乱。脳裏に響く“カネキ”という名──。過去の記憶を失ったはずの彼が、“金木研”としての自分を取り戻しそうになる。
この戦いは、単なるクインクスと喰種の衝突ではなかった。”金木研”の過去と”佐々木ハイセ”の現在が交錯する、運命の再戦だったのだ。このシーンは、東京喰種1巻での金木vs西尾錦の戦いを彷彿とさせるオマージュ的な展開。
かつて喰種として覚醒した金木が西尾を圧倒したように、今回は”佐々木ハイセ”として西尾と戦う。過去と現在が交錯するこの戦いに、読者も胸が高鳴ったのではないでしょうか。
壮絶な死闘!ノロとの戦い、そしてシラズの最期 東京喰種:re6巻54話『娩児』

月山グループが喰種であることが露見し、CCGによる”月山家駆逐作戦”が開始される。CCGは月山家の館へ突撃するが、当主・月山観母はあっさりと自首。その違和感にすぐ気付いた捜査官たちは、彼が息子である月山習を逃がしたことを察知し、即座に追跡を開始する。
月山たちは、月山グループ所属のルナエクリプスの屋上からヘリでの脱出を試みる。しかし、CCGもこれを阻止すべく、すぐに追撃を開始。ビルの各所で激しい戦闘が繰り広げられる中、伊東班やクインクス班はSSレート以上の喰種”ノロ”と遭遇。
──ここから、地獄のような戦いが始まる。
戦闘開始直後、伊東班の2人が命を落とす。捜査官側もノロに致命傷を与えるが、驚異的な回復力で瞬時に復活。ノロの反撃により、伊東は重傷を負い、戦力はどんどん削られていく。さらに、シラズのナッツクラッカーによる一撃で致命傷を与えたものの、ノロはまたもや回復し、反撃をくらわす。捜査官たちは次々に倒れ、もはや絶望的な状況に追い込まれる。

「俺がやらないと、みんな死ぬ……!」
仲間を守るため、シラズはただ一人ノロへと立ち向かう。心の中には、病床に伏す妹・ハルの姿があった。
──“俺だって、ハルを残して死ねねぇ!”
シラズは渾身の力で猛攻を仕掛け、ついにノロに致命傷を与える。そして最後の力を振り絞り、瓜江に叫ぶ。心の中でシラズは「これでも治るんなら──俺、無理だからよ…頼むぜ」

「瓜江ッ‼弾幕足りたかッ‼」
その声に応えるように、瓜江が決死の一撃を放ち、ついにノロを討ち取る。彼らは勝った──だが、同時にシラズも致命的な傷を負ってしまっていた。瓜江と米林が駆け寄り、必死に声をかける。だが、その声はもはや届かない。シラズは仲間たちへ別れの言葉を残し、最後にハルのことを想いながら、静かに息を引き取った──。
この瞬間、涙をこらえられた読者はどれほどいただろうか?まさか、シラズがここで命を落とすなんて、誰が想像できただろう?そして、何よりも衝撃的だったのは、シラズとよく言い争いをしていた瓜江の変化だった。昇進しか興味がなかった彼が、誰よりもシラズの死を悲しみ、涙を流した。

「死んでんじゃねええええええッッッッ‼‼‼」
普段は冷静で合理的な瓜江が、こんなにも感情を露わにする瞬間は、東京喰種の中でも屈指の泣けるシーンだろう。仲間の死が、彼を変えた。この戦いは、単なる勝ち負けではなく、クインクス班の絆を深く刻み込んだ戦いでもあったのだ。
決戦!カネキVS有馬貴将、絶望の果てに見えた光 東京喰種:re7巻「Kの卵」

CCGの調査により、東京湾内の無人島「流島」がアオギリの樹によって要塞化されていることが判明。これを殲滅すべく、CCGは大規模な流島攻略戦を開始する。作戦により本土の防衛が手薄になるため、コクリアなどの重要拠点は0番隊の有馬貴将を筆頭に厳重に警護されていた。
しかし、そんな中で思いがけない事態が発生する。佐々木ハイセ(=カネキケン)が笛口ヒナミを救うため、コクリアの独房を開放するという暴挙に出たのだ!さらに、時を同じくしてアヤトやバンジョーたちもヒナミ救出のためにコクリアへと侵入。
カネキがヒナミを救い出している間、アヤトたちは最強の捜査官・有馬貴将と対峙し、逃げながらも戦いを繰り広げる。しかし、有馬の圧倒的な力の前に成す術もなく、四方が身を挺してアヤトを守ろうとしケガをする。そして有馬にトドメの一撃を受ける瞬間‼
──そこに、カネキが現れ、有馬の攻撃を防ぐ!
仲間たちが逃げる時間を稼ぐため、カネキは有馬との一騎打ちをはじめる。はげしい戦闘の最中、2人はコクリアの地下へと落下し、そのまま死闘を繰り広げることに。カネキは、何度も繰り返した有馬との稽古の中で、彼の防御の偏りに気付いていた。その隙を突こうとするが、有馬は冷たく言い放つ。

「まじめにやれ」
──次の瞬間、カネキの両足が切り飛ばされる。

「お前に払った時間は無駄だった」
そう言いながら、有馬はカネキにトドメを刺そうとする。だが、その瞬間、カネキは赫者化し、反撃。有馬のクインケ・イグザを破損させることに成功する。しかし、戦いは終わらなかった。代わりに手配された新たなクインケ──それはSSSレート・梟から作られた最強の武器だった。
赫者化したカネキは再び有馬に挑むが、梟のクインケを持つ有馬の圧倒的な力の前に、なすすべもなく細切れにされてしまう。──意識が遠のく中、カネキの心には”諦め”がよぎる。

「もう、いっか……」
そのとき。ヒデが、カネキの頭の中に現れカネキに死のうとするのを止める。カネキはヒデとの会話で「君がいないとさびしいよ……」と告げる。

「バァカ、あのとき俺は、お前と生きたいと思ったんだぜ?」
「聴こえるまで言ってやる──かっこ悪くても、生きろ。」
何度も何度も有馬に敗れ、心が折れかけていたカネキ。しかし、ヒデの言葉が彼を再び立ち上がらせる。──ここが、”終わり”なんかじゃない。何度も挫折を味わいながら、それでも立ち上がるカネキの姿は、まさに東京喰種という作品の”核”とも言える瞬間だった。
最強の捜査官・有馬貴将の真実!彼が最後に遺したもの 東京喰種:re8巻「門をとじる音をきいた」

コクリアの最下層。ここで、カネキと有馬貴将の最期の戦いが幕を開けた。何度も挑み、何度も敗れた相手──有馬。今度こそカネキは“最強の捜査官”を倒すことができるのか?カネキは赫子を駆使し、四方から猛攻を仕掛ける
。有馬はそれを見切り、巧みにいなしていくが、ついにカネキが一瞬の隙をついた。有馬のSSSレートのクインケを破壊することに成功!

「…終わりです。」
カネキはそう告げたが、有馬は「どちらかが死ぬまで戦いは続く。」再び攻撃を仕掛ける有馬。だが、カネキは戦うことを拒み、あえて攻撃を受ける。

「こんなこと……、無意味だ。」
その言葉に、有馬はカネキを見つめ、問いかける。

「……俺を殺す意思はないのか?」

「はい。」
その答えを聞いた瞬間、有馬は静かにクインケを構え──自らの首を切り裂いた。

「有馬さん‼」
カネキは駆け寄り、必死に介抱しようとする。しかし、有馬は死ぬつもりだった。「カネキ、お前に話しておくことがある。」──自分自身の正体、白日庭の秘密。有馬は、これまで誰にも明かすことのなかった真実をカネキに語る。そして、最後に一言。

「お前が俺を殺したことにしてくれ。」
カネキは静かにうなずく。「……分かりました。」
有馬は安堵したように微笑み、最後にこう告げた。

「ありがとう。俺はずっと……嫌だった。奪うばかりの人生が……やっと、なにか残せた気がする。」
──そう言い残し、有馬貴将は静かに息を引き取った。このシーンでは、長年謎に包まれていた有馬の正体、彼がどのような思いで生きてきたのかが痛いほど伝わってくる。その結末は悲しくもありながら、読者に深い余韻を残し、切なさとともに心を揺さぶる名シーンとなった。
有馬貴将についてもっと知りたくなった方は【東京喰種】の最強キャラ有馬貴将に隠された謎とその正体を徹底分析をぜひ読んでみてください。
再び交錯する運命── 滝澤と亜門、かつての絆は届くのか? 東京喰種:re9巻「うえ」

流島攻略戦の最中、オウル(滝澤政道)が真戸暁を殺そうとするその瞬間──突如として亜門鋼太郎が現れる!かつての仲間だった亜門と滝澤。戦いの最中、亜門は滝澤に向かって諭す。彼を見つめながら、言葉を投げかけた。

「俺は知っている…お前の弱さも…強さも……お前は喰種じゃない…喰種捜査官だろう‼」
この言葉は、滝澤のことを本当に理解し、彼が”ただの化け物”ではなく”元・喰種捜査官”であることを証明する、亜門の魂の叫びだった。この場面は、かつての東京喰種14巻「梟討伐戦」を彷彿とさせる展開であった。
あのとき、亜門を守るために滝澤は喰種に向き合い、死を覚悟し逃げずに戦っていた。そして今回、亜門の言葉は滝澤の心にどう響くのか……?読者としても、かつての彼を知るからこそ、このシーンは感慨深く、熱く胸を打たれるものになったのではないでしょうか。
冷徹な捜査官が見せた“人間”の一面──アキラが選んだ未来 東京喰種:re9巻95話「Am」

流島攻略戦の激戦の最中、オウル(滝澤政道)は亜門との死闘を終えた後、突如駆けつけた六月透と対峙することになる。六月の容赦ない攻撃に追い詰められ、ついにトドメを刺されそうになったその瞬間──真戸アキラがオウルを身をていしてかばったのだ!
あの冷静沈着で、無駄を嫌い、常に合理的な判断を下してきた彼女が、滝澤をかばい、涙を流しながら言う。

「あの時…私が止めてれば…」
この言葉には、滝澤が「喰種」へと堕ちてしまったことへの後悔、そして、もう二度と目の前で仲間を失いたくないという強い想いが込められていた。
東京喰種という物語の中でも屈指の名シーン。いつも冷静だったアキラが涙を流し、「正義」と「人間らしさ」の間で揺れ動くこの瞬間は、多くの読者の心を激しく揺さぶったのではないだろうか。
「誰かのために生きりゃいい」滝澤政道が語る覚悟の言葉 東京喰種:re11巻115話「問い子」

真戸アキラの命を救うため、Rc抑制剤を求めてCCGの研究施設に侵入したカネキたち。目的の薬をあっさり手に入れることに成功する。だが、そこに待ち受けていたのは、かつての喰種捜査官──赫子の異常増殖により暴走状態に陥った亜門鋼太郎だった。
そして、そんな彼を止めるために名乗りを上げたのが、かつて彼と共に戦った男──オウル(滝澤政道)とクロナだった。戦闘の最中、滝澤は亜門に向かって語る。
「亜門さん、アンタがずっと眩しかった。」「俺はもうアンタみたいに正義の言葉を吐けない。もう正しくなんて生きられない。」彼の言葉には、かつて正義を信じながらも、その信念を踏みにじられた過去への悔恨が滲んでいた。

「叶うなら時間を戻してぇな…俺だってアンタらみたいに……」
「それが無理なら──ヤケクソしかねぇ。たったひとつ、これだけはってのを定め、貫く。自分の未来がパーになったと気付いちまったら、誰かのために生きりゃいいだろ。」
この言葉が意味するものは、単なる開き直りではない。すべてを失い、戻れないと悟った者が、それでもなお、“誰かのために”生きようとする覚悟。その生き様は、多くの読者の胸に深く刻まれたに違いない。
東京喰種において、オウルこと滝澤政道ほど劇的な変化をとげたキャラはいないでしょう。そんな彼について【東京喰種】オウルとして生きる滝澤政道の苦悩と葛藤で解説しているのでぜひ読んでみてください。
「俺が恨んでたのは自分だ」──瓜江の決意と成長の瞬間! 東京喰種:re13巻137話「いざなぎ」

瓜江と黒磐特等は、旧多局長の悪事を暴くため、意を決して局長室に乗り込んだ。だが、二人を待ち受けていたのは、旧多が放った喰種のピエロたちだった。壮絶な戦いが繰り広げられ、瓜江と黒磐はなんとか勝利を収める。だが、その代償として黒磐特等は瀕死の重傷を負ってしまう。瀕死の黒磐は、絞り出すように瓜江に語りかけた。

「ずっと…君に謝りたかった…あの人を守れなかったこと…本当にすまない…私のせいだ」
その言葉に瓜江は感情を抑えきれず叫ぶ。

「あんたは悪くない!誰も悪くない!」
俺が恨んでたのは、あの時なにもできなかった自分だ。そして、深く息を吸い込み、静かに言葉を紡ぐ。

「俺はもう大人だ。ちゃんと受け止めてやる。」
この瞬間、瓜江は自らの過去と真正面から向き合い、長い間抱えていたトラウマを乗り越えたのだ。金木研という圧倒的な主人公の存在がありながらも、瓜江の成長と覚悟は、『東京喰種:re』におけるもう一つの物語を形作っている。
自分の弱さを認め、強く生きる姿は、読者の心を強く揺さぶったに違いない。このエピソードを通じて、瓜江久生というキャラクターが持つ深さと力強さを、改めて感じさせてくれた名シーンである。
「だまれええ‼」──月山習、カネキを想う魂の叫び! 東京喰種:re14巻149話「破竹」

カネキが暴走し、巨大な赫子のバケモノとなって地上に現れた。とまどう喰種たちにそそのかすように語るイトリ。恐怖と怒りに飲み込まれ、「王様を見届けないと!」「復讐しなければ」と騒ぎ立てる。場の空気は次第に不穏なものとなり、人間への敵意が渦巻く。だが、その空気をたった一言で断ち切ったのは──他でもない、月山習だった。

「だまれええ‼」
その言葉が響いた瞬間、喧騒は止み、誰もが息を呑んだ。月山は涙を流しながら話す。

「カネキくんが人を殺した?…喰種の復讐?彼はいつも人を喰種を思っていた。僕だけかい?彼に幸せになってほしいのは…」
いつも優雅で余裕を見せていた彼が、ここまで感情を露わにし、涙を流すとは誰も思わなかった。かつては美食を楽しむことしか考えていなかった月山が、“仲間”として、“友”として、カネキを想い、彼のために声を張り上げる。この瞬間、月山習はただの”美食家”ではなくなった。
彼の言葉に心を動かされた読者も多いだろう。このシーンがあったからこそ、月山の魅力がより際立ち、彼を“本当の仲間”として愛する人が増えたに違いない。
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