『超人X』9巻では、アヘン供給源を追う中でヌードが惨殺されますが、パルマによる蘇生。
そして、ケシ畑の存在がついに判明します。
道中、ヌードの裏切りやカビロール16との激戦に巻き込まれ、トキオは「救いたい」という思いと現実の残酷さの間で揺れ動きます。
そして、ヤマトモリはゾラのケシ畑の全焼却を決行し、物語は最終決戦へ。
本記事では、第9巻のあらすじを振り返っていきます!
超人X9巻のあらすじは?

『超人X』第8巻では、ゼンバーを投与して暴走したパルマを、トキオとアヅマ、エリィが共闘して人間の姿へと引き戻す激闘が描かれます。
その後、長らく続いていたトキオとアヅマの確執もついに決着。
さらに物語は、アヘンの売人であるヌードの追跡へ。
ようやく辿り着いた手がかりのヌードは、逃走の末に謎の人物によってバラバラに斬り裂かれるという衝撃の幕引きを迎えます。
第9巻は、この不穏な出来事の直後から物語が再開。
新たな脅威、そしてゾラとの決戦に向けた戦いがいよいよ動き始めます。
ヌード惨殺と蘇生
アヘン供給の唯一の手がかりであったヌードを追跡したトキオたち。
しかし到着した時、ヌードの身体はすでにバラバラに切り裂かれ、無残な姿で発見されます。
黒幕を示す痕跡もなく、調査は完全に行き詰まり。
トキオたちは途方に暮れてしまいます。
そんな中、佐藤一郎はパルマと密かに交渉を進めていました。
条件は、外に出す代わりに調査へ協力すること。
パルマは死者の声を聞くことができる特殊な力を持ち、遺体となったヌードからアヘンの入手先を聞き出すことができました。
ただし、死者に願いを聞き届けてもらうには対価が必要。
そこで佐藤が導き出した答えが、ヌードを蘇生させるという選択でした。
パルマによれば、死者蘇生には特別な条件があり、注ぐ血の量が多いほど、生前に近い状態で蘇らせられる。
通常の蘇生ではヌードは満足しておらず、特別な方法での蘇生に挑むことになります。
くぼみにヌードの遺体を置き、その空間をパルマの血で満たすという、あまりにも過酷な儀式でした。
そのために必要な大量の血液を集めるべく、パルマは自ら両腕の切断を依頼します。
佐藤の命令を受けた貞川が剣を振るい、溢れ出した血がくぼみへと流れ込んでいきました。
しかし、それでも血は足りません。
佐藤はさらに「首を切れ」と命じ、パルマも覚悟を決めて「お願いします」と頷きます。
貞川の一閃がパルマの首を落とし、噴き出す血がくぼみを満たしていきます。
トキオは思わず、パルマの元に駆け寄り、佐藤に向かって叫ぶほどの凄惨さでした。
「コレッやりすぎじゃないじゃないスか!?」
超人X9巻第44話より引用
しかし、血が満ちるとともにくぼみは泡立ち、バラバラだったヌードの身体はゆっくりと再構築され、ついに蘇生を果たします。
蘇ったヌードは、パルマとの会話の中で、自分の新たな代償を知ることになります。
パルマの血を定期的に輸血しなければ、身体が腐敗し、いずれ白骨化してしまうという残酷な運命。
ヌードは恐怖に取り乱しますが、最終的には佐藤によって落ち着かされ、その日は終了しました。
モースの悲劇

ヌードがアヘンの情報を吐き出すまで、協力することになったパルマは、トキオといっしょに街へ出掛けます。
そこで、パルマの故郷・モースの話を聞くことになります。
モースは「死の島」と呼ばれ、植物は育たず、生き物は人間しか存在しませんでした。
そこでは、「不死皇帝ビル=モース」が民に血を分け与えることで不死が保たれていたのです。
しかし世代が進むにつれ、ビルの血は希薄になり、やがて肉体は腐敗し、再び飢えと死の影が島に忍び寄りました。
モースの人々は不死を当然とし、作物を育てることを怠っていました。
食べられる生き物はわずか一種だけ。
ビルの力と呪いが薄れる中でも、ごく稀にその力を歪んで受け継ぐ者が生まれます。
十数年前、パルマはその一人として生まれました。
しかし、パルマの力が村にもたらしたのは祝福ではなく呪い。
やがて村人たちは互いの肉体を貪り合うようになり、パルマは家族を失ったと語ります。
トキオが協力の理由を聞くと、パルマは素直に答えます。
「お礼…!したくて」
超人X9巻第45話より引用
そして、パルマ自身がヌードに直接頼んでみてもいいかと提案します。
その後、ヌードとの改めての交渉で、パルマは「アヘンの情報を出さないなら血はやらない」と突き放します。
ヌードが戸惑う中、パルマは突きつけます。
「協力して長く生きるか、腐って蛆にたかられるか、お前がえらべえッ!」
超人X9巻第45話より引用
その言葉にヌードは動揺し、ついにアヘンの手掛かりを吐き出しました。
アヘンの原料であるケシはヤマトの西、大三島で入手されていたのです。
ヌードの反撃
ケシ畑の場所が判明し、マイケルは「これで目標達成だな」と安堵します。
しかし、トキオは、まだ現物を確認していないことから、現地調査の必要性を強く主張します。
ちょうどこの日は潜入14日目。
トキオは、アーサーに提案します。
「俺に確認する時間だけもらえませんか…?」
超人X9巻第45話より引用
すると、アーサーは「期限は設けない。必要な時間で頼む。3人ともご苦労だったな」と温かい言葉を返します。
そして、トキオは大三島への移動計画を立てます。
案内役のヌードは輸血が必要なためパルマも同行しなければならず、トキオひとりでは二人を抱えて飛ぶことは不可能。
そこでエリィも同行することになり、エリィは即答で参加を決めました。
出発当日、トキオたちはナガマタ、ヒゴを経由し、ヒゴ北端から空路で大三島へ向かう計画を進めます。
まず汽車でヒゴへ向かう途中、ヌードが「トイレに行きたい」と席を立ち、トキオもついていきました。
そこでヌードは「トイレが詰まったゲス」と呼びつけ、トキオが修理しようとした瞬間。
一枚のカードが飛び出し、トキオの体はみるみる縮小。
ヌードは小さくなったトキオを便器に流し、そのまま逃走を図ります。
一方、エリィとパルマは車内でババ抜きを楽しんでいました。
しかし、エリィが引いたカードにはstoneの文字。
触れた瞬間、エリィは石のように固まり、その直後、ヌードがドアを蹴破って迫ります。
パルマはエリィを抱えて逃げますが、ヌードが追いかけてきます。そこに小さくなったトキオが合流。
しかし力の差は歴然で歯が立ちません。
それでも隙を突いて、部分強化でヌードの顎を殴り、視界を歪ませることに成功。
エリィは梱包の力でヌードをダンボールに封じ込め、トキオたちは無事にヒゴへ到着しました。
ヒゴ北端では、トキオがパルマを背負い、エリィがヌードを抱えて空を飛びます。
30分ごとに休憩を挟みながら大三島を目指し、途中で野宿をします。
その夜、ヌードの能力について3人は知ります。
カード一枚につき一つの能力があり、「表にした瞬間に発動する」という運要素の強い仕組みであることが明かされました。
リスクのある力ほど強力に働くという、超人に通じる法則も語られます。
デッキの構成を変えることで能力を強化できることも判明しました。
その夜、震えるヌードにそっと毛布をかけたトキオは、ひとり夜の山道を歩きながら思い悩みます。
「あんな状態で生きててよかった…なんて思えんのかな……」
超人X9巻第47話より引用
トキオは、自分たちの調査がヌードが殺されるきっかけを作ったことに対し、言いようのない違和感と責任を感じていました。
夜道を歩いていると、遠くの空をみるエリィがいました。
「ここからガガが見えるだよ。ゾラが片付いて平和になったら、会いに行く」
超人X9巻第47話より引用
そして、どこか様子がおかしいトキオを見つめ、「さっき、なに考えていたんだ?」と問いかけました。
トキオは思い切って打ち明けます。
「秘密にしてくれる?ヤマトモリの人には……」
超人X9巻第47話より引用
「俺は、ゾラの予言を信じちまってんだと…思う」
一年前にゾラからビジョンを見せられて以来、どこかずっと災いの影が頭から離れなかった。
もし予言が本当に起こるのなら、弱いままではいたくない。
だからこそ、力をつけたいと思っていた。
そして、トキオは続けます。
「でも、ケシ畑をなくすのも、ゾラを追いつめんのも…」
超人X9巻第47話より引用
「なんかぜんぶが災いのほうに向かってるように考えちまうんだ」
エリィは黙ってトキオの話を聞き終えると、そっと言葉を返します。
「……秘密だぞ。オラはどっちも信じたくない。」
超人X9巻第47話より引用
「ゾラもマド様も、力がホンモノだとしても、自分でわからんもんに振り回されんの居心地悪りぃーだろ」
「オラは、自分が信じられることだけ信じる」
その言葉には、迷いのない強さが宿っていました。

「……いっそ、オラがゾラの力を盗れたらいいのに。」
超人X9巻第47話より引用
「そしたら、お前も迷わなくてすむだろ…?」
トキオは「それは、ちょっとな…」と言い、複雑な感情が混ざっていました。
カビロール16との決戦
翌日、トキオたちは再びゾラのケシ畑を目指します。
険しい岸壁の奥へ進むと、そこには巨大な石像が轟音を響かせながら畑を守護していました。
トキオが様子を伺おうと近づいた瞬間、鋭い反応が走り、石像が突然攻撃を開始します。
その頭上には一人の人物が立っていました。
「ここは聖なる領域。常人の立ち入って良い場所ではない。」
超人X9巻第48話より引用
「盗人が受け取るは死のみ。我が名はカビロール16。ソラ・シルハの御名に死すれ」
ソラに仕える巨像つかいの末裔・カビロール16との戦いが幕を開けます。
トキオとエリィは連携して巨像へ攻撃を仕掛けます。
トキオは完全獣化し、石像の足を砕くほどの力で殴りつけますが、石像は瞬時に修復。
「無駄なり」と冷たく言い放つカビロール。
トキオは石像自体を倒すのは不可能と悟り、エリィに指示します。
「石像はムリだッ!カビロールをねらえ!」
超人X9巻第48話より引用
しかし、エリィは、連日の移動による疲労で力が出せず、石像の一撃で地面に叩きつけられ動けなくなってしまいます。
踏み潰される寸前のエリィを、トキオが身を挺して庇いにいきます。
しかし、エリィは叫びます。
「庇うなトキオ!お前がいねーとキツいんだよ!!」
超人X9巻第48話より引用
それでもトキオはエリィを守り、石像に押し潰されてしまいます。
一方その頃、パルマとヌードは高台から戦況を見下ろしていました。
「ヌードさんっ!!私たちも手助けできませんかっ!?」
超人X9巻第48話より引用
頼むパルマに対し、ヌードは答えます。
「いや〜ムリっしょ。ここはプロにお任せしてでゲスね」
超人X9巻第48話より引用
しかし、パルマの必死の訴えにヌードの表情が変わります。
パルマの必死な目を見た瞬間、ピピピと身体を震わせ、カードをシャッフル。
ヌードが引いたのはまさかの「自爆」
自身の頭が爆発し、即座にレイズで復活。
そこからは怒涛のカードラッシュ。
爆破、追放、石化、レイズ、一時停止。
腕が吹き飛んでも、即座にレイズで復活しながら攻撃を続ける狂気の戦闘。
パルマが叫びます。
「ヌードさん!急にやる気だしすぎっ。たのんだけど…あなたが死んじゃう!」
超人X9巻第48話より引用
「一回ストップやめてッ!」
ヌードは答えます。
「わからないでゲス……どうしようもなく……情が……あなたへの情が……」
超人X9巻第48話より引用
蘇生後に芽生えた情が、ヌードを戦わせていました。
そして、ヌードの攻撃により、石像の体が揺れ、押し潰されていたトキオが力を振り絞って飛び出します。
その隙に、エリィが「超速蘇生剤」をトキオに注入し体力を回復させ、トキオは完全獣化。
「俺がカビロールをひっぱりだす…そっからはお前に頼む」
超人X9巻第48話より引用
石像の攻撃をかわしながら、トキオは叫びます。
「教えてくれよ、ゾラのこと!なんでそこまでゾラを信じられるんだ!」
超人X9巻第48話より引用
しかし、カビロールは吐き捨てます。
「ヌアア!!!言ってわかるか!!」
超人X9巻第48話より引用
そして、ついにトキオの強烈な一撃が命中し、ついに石像内部のカビロールが露出。
エリィがその手を掴み、奪うぞと言います。
収獲(ハーベスト)
そして、能力を奪い、「寝ろ」と命じて石像を停止させました。
戦いの後、トキオはカビロールに問いかけます。
「ずっと畑を守ってたのか?ヤマトの現状は知ってるな?」
超人X9巻第49話より引用
カビロールは「殺せ」と告げます。
戦場に敗者は不要。それがカビロールの価値観でした。
しかしトキオは首を振ります。
「お前が死んだらソラは悲しむんじゃねーのか?」
超人X9巻第49話より引用
カビロールは「そのような間柄ではない」と静かに語ります。
そして、トキオは告げます。
1年前にソラ・シルハと会ったこと。
そしてソラが黒き災いを防ぐために、莫大な犠牲を生み出していること。
どう考えても、今のソラを放っておくことはできないこと。
「このままだと、ソラ・シルハを倒すしかない。」
超人X9巻第49話より引用
「でも……俺にはわかんねぇんだ」
そして、トキオは続けて問いかけます。
「今のソラって、お前の知ってるソラなのか?」
「前と変わっちまったんじゃないのか?カビロール、何か教えてくれ。
手を取り合う道だって、もしかしたら」
しかし返ってきたのは冷たい拒絶でした。
「おこがましい。お前ごとき青二歳に何がわかる?」
超人X9巻第49話より引用
「ハゲタカめ……お前は死神だ」
その一言が、トキオの胸を深く刺します。
耐えきれず、トキオは地面を叩きながら言います。
「助けたいって思っちゃいけないのかよ……!」
超人X9巻第49話より引用
その手をエリィがそっと取ります。
「もういいだろ。デケェ収穫はあったんだ。ヤマトへ帰んべさ」
超人X9巻第49話より引用
カビロールをヒゴモリのキーパーに引き渡し、4人はヤマトへ帰還します。
トキオが持ち帰ったケシの種子は、弔いの塔から噴き出るアヘンの煙と一致。
ついにゾラのケシ畑の場所が特定され、早急に焼却することが決定します。
オールドマーケット作戦はついに完遂。
そして、ヤマトモリとゾラの戦いは、いよいよ最終局面へ突入します。
ケシ畑の焼却

ヤマトモリへ帰還したある日。トキオのもとを佐藤一郎が訪れます。
大三島での戦い、そしてカビロールとの対話。
「戦うことしかできない。誰かに届く言葉なんて、自分にはない」
とトキオは胸の内にくすぶる無力感を吐き出します。
それに対し、佐藤は静かに語ります。
「言葉に、力があるから信じられるんじゃない」
超人X9巻第49話より引用
「力があるから、言葉を信じてもらえるんだ」
ソラ・シルハが良い例だ。
大衆がソラを信じたのは、莫大な力を持っていたからだよと佐藤は言います。
「もし君が敵にも味方にも分からせたいなら…ゾラに徴をもらいたまえ」
超人X9巻第49話より引用
その方が、皆は君の言葉を聞き入れるようになり、無力感に苦しむ必要もなくなると佐藤は言います。
しかし、トキオは違うと思いますと否定します。
「あいつらが信じているのは、ソラ・シルハであって、俺じゃない。」
超人X9巻第49話より引用
「力でもない。なにか俺たちにはわからないつながりがあるんだと思います。」
そして、トキオは力を持つことへの迷いも口にします。
「それに、大きな力は、大きな混乱をもたらすって。だから今のままで、敵も味方もどうにかできたらって思ってるんです。ワガママですかね?」
それを聞いた佐藤は心の中でつぶやきます。
弱ったな……ひなは最初に見たものに付き従う…か
超人X9巻第49話より引用

どう考えても佐藤一郎は、トキオにゾラの印を継がせたいように思っている。
もしかして黒き災いの根源って、佐藤なのかも!?
そんな張り詰めた日々の中でも、トキオはエリィの誕生日会で平穏な時間を過ごします。
その帰り道、トキオはガーデニングをしていた窓月子と出会います。
「あのマド様は、師匠だった人と戦うの、辛くないですか?」
超人X9巻第49話より引用
そう問いかけたトキオに、窓は遠くを眺めるような瞳で静かに語り始めました。
窓は7歳でヤマトモリに入り、当時の長官・ソラの弟子になりました。
悪夢にうなされる幼い自分に、ソラは、自制する方法を教えてくれました。
しかし指導から2年が経った頃。
ソラは「友アンティティスを討たなければならない」予言を見ます。
そして軍を編成し、窓にこう告げました。
「私のいない間、あなたが予言者としてヤマトモリを支えなさい」
超人X9巻第49話より引用
その言葉を残し、ソラは2年後、本当にアンティティス討伐へと向かいます。
その間、窓はより恐ろしい夢を見ていました。
アントランドと大勢の死。
そして止まらない惨劇の予言。
1944年、アンティティスは討伐されます。
しかし翌年から始まったのは、アントランド浄化活動。
反乱軍になりうる民が、予兆もなくあらかじめ殺される未来。
3年間で消えた命、20万人。
埋葬する人も、墓地も足りず、町に積み重なる死体。
戦争ですら説明できない惨劇。
この地獄を境に、ヤマトモリ内部には疑念が広がりました。
「ソラこそが災いを呼ぶのではないか」そんな囁きが、組織を揺らします。
そして1955年。
ソラが黒き災いを予見したと宣言します。
けれど、窓が見た未来は、全く別の光景でした。
そして、もう放っておけないと思い、40年前に覚悟を決めたと話します。
語り終えた窓は、まっすぐにトキオを見据えます。
「覚悟がなければ戦うな、黒原トキオ」
超人X9巻第49話より引用
その言葉の重さを噛みしめたまま、1週間が過ぎました。
ヤマトモリはついにゾラのケシ畑の全焼却を決行します。
ついに、ゾラとの決戦が幕を開けようとしていました。
まとめ|超人Xは読むべき?9巻の評価と感想

この記事では、『超人X』9巻のあらすじについて解説しました。
9巻は、ヌード惨殺事件から始まり、パルマによる禁断の蘇生、そしてアヘンの手掛かりを追う大三島への旅路が描かれます。
ヌードの裏切りや、石像使いカビロール16との死闘を通して、トキオの「救いたい」という想いと、抗えない現実の残酷さがより鮮明になります。
同時に、パルマの過去や窓月子が語るソラの真実など、キャラクターの背景が深掘りされ、物語は大きな転換点を迎えます。
そして、ゾラのケシ畑が特定され、全焼却が決定。
ついに物語はゾラとの最終決戦へ動き出します。
『超人X』9巻は、物語の深みと緊張感が際立つ読むべき一冊です!
ゾラとの戦いに向けて揺れるトキオの心情や、エリィのまっすぐな信念は胸に響き、読者に強い余韻を残します。
さらに、窓月子が語るソラの過去は物語の見え方を大きく変える重要な要素となります。
巻を通して緊張感が途切れることはなく、まさにページをめくる手が止まらない構成。
最終決戦に向けて加速する展開と濃厚なドラマが詰まった、シリーズ屈指の満足度を誇る巻です。
