【東京喰種】絶対に心を揺さぶられる…!ファンが選ぶ名シーンBEST16

東京喰種の名言&名セリフ

 東京喰種と東京喰種:reは、壮絶なバトル、切ない別れ、衝撃の展開が次々と繰り広げられる名作です。
人間と喰種の狭間で揺れ動くキャラクターたちの葛藤や、息をのむような戦闘シーンが多くのファンを魅了してきました。

特に、金木研の変化や有馬貴将との戦い、エトや瓜江など個性的なキャラクターたちの名場面は、何度見ても心を揺さぶります。

本記事では、東京喰種&東京喰種:reの中から、心に残る名シーンを厳選してご紹介します。

熱いバトルや感動の瞬間、予想を超える展開まで、ファンなら必ず押さえておきたい名場面ばかりです。
作品を振り返りながら、その魅力を再確認していきましょう!

カネキくん
カネキくん

東京喰種1巻から順番に紹介していくよー!

東京喰種を読み返したくなった方へ
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東京喰種の名シーン7選!

出典元:ピクシブ タイトル「喰種」作者:黒砂糖様より引用

東京喰種には数多くの感動や泣ける名シーンがありますが、名言もすごく豊富で【東京喰種と東京喰種re】の100以上の名言&名セリフをキャラごとに一挙紹介!でたくさん紹介してるので、ぜひ読んでみてください。

金木研の覚醒!赫眼が開く衝撃の瞬間

出典元:ピクシブ タイトル「【東京喰種】カネキくんまとめ」作者:てらきお様より引用

東京喰種1巻8話「赫子」

東京喰種1巻の感動シーンといえば、やはり1巻8話「赫子」の金木VS西尾錦戦です!
人間として生きてきた金木が、ヒデを西尾に殺されそうになった瞬間。

幼い頃からのヒデとの思い出が脳裏をよぎる…そして、ついに金木の中で何かが弾けるーー。

カネキくん
カネキくん

「ヒデ…が殺されるのは嫌だ、嫌だ、嫌だ、そんなの許せない!」

このセリフと共に覚醒する金木の姿は、まさに圧巻。
今まで「普通の人間」だった少年が、初めて「喰種」としての力を解放する瞬間は、読者の心を揺さぶる衝撃と鳥肌モノで胸を熱くする瞬間でした。

「敵わないはずの相手」を一瞬で圧倒する金木の変貌、その赫眼の輝き、力の覚醒ーー。
まさに東京喰種の伝説が始まる名シーンといえるでしょう!


【東京喰種1巻】読まなきゃ損!はじまりの衝撃と「読むべき理由」を全力で語る!で、東京喰種の1巻のおもしろさを全力で語りましたので、気になる方はぜひ読んでみてください。

金木研の葛藤!狭間で見つけた使命

東京喰種3巻25話「開眼」

金木研と喰種捜査官・亜門鋼太郎の初対決。
戦いの中で交わされた言葉は、単なる戦闘を超え、読者の心に深く突き刺さるものでした。

亜門鋼太郎
亜門鋼太郎

「罪のない人々を平気で殺め…己の欲望のまま喰らう。
貴様らの手で親を失った子も大勢いる。
残された者の気持ち、悲しみ、孤独…お前たちは想像したことがあるか?」

怒りを滲ませながら、亜門は金木に問いかけます。

この世界は間違っている。歪めているのは喰種、お前たちだ、と──。

その言葉に、金木は確かに亜門の正義を感じました。
人間たちが喰種によって理不尽に奪われてきた悲しみ。亜門の言葉は決して間違っていない。

しかし、それと同時に金木もまた、思い知ります。
喰種にも、大切な人を奪われた者がいる。
喰種にだって、感情がある。その部分はヒトと何も変わらないはずなのに、なぜ喰種だけが「悪」なのか?

カネキくん
カネキくん

「僕だけだ」

喰種としても、人間としても生きるこの身だからこそ、どちらの痛みも理解できる。
そして、それを伝えられるのも、自分だけなのではないか?
金木の心に、新たな使命が生まれます。

「相手を知らないまま、間違ってると決めつけることが正しいなんて僕には思えない」

カネキくん
カネキくん

「もっと知るべきなんだ、この世界を。喰種も、ヒトも、互いをもっと」

この瞬間、金木研は単なる「半喰種」ではなくなり、金木はこの世界の架け橋となる存在として、覚悟を決めます。
読者もまた、その決意に胸を打たれずにはいられなかったでしょう。

トーカの痛快な反撃!

出典元:ピクシブ タイトル「霧島董香」作者:雪漣月様より引用

東京喰種5巻44話「受肉」

西野貴未を人質に取り、金木を「協会」へと誘い込んだ月山。金木・西尾・トーカの3人で挑むも、まるで歯が立ちません。
戦況は絶望的で、打つ手なし。しかし、金木がトーカにまさかの提案をするのでした。

そう、トーカに金木自身を喰わせることで、トーカを強化し、月山と戦わせるというものでした。
驚きと戸惑いの中、金木の覚悟を感じ取ったトーカは、意を決して金木の肩に噛みつく。

その瞬間、月山が絶叫する。

月山習
月山習

僕のだぞッッ‼

全力でトーカに襲いかかる月山。
金木の意図をまるで無視し、金木を「所有物」のように扱う姿に、読者は思わず苦笑したはずです。

金木にしてみれば「誰のものでもないのに…」という話ですが、これこそ月山の魅力が詰まった名シーンのひとつでしょう。

しかし、その直後にトーカが放ったセリフがまた最高でした。

トーカちゃん
トーカちゃん

「アンタの?阿呆か…ここにテメェのものなんかひとつもねぇんだよ」

トーカのこの言葉には、読者も非常に深く考えさせられるものがあります。
人間は誰しも、欲望や執着を抱え、自分の周囲のものを「自分のもの」だと思い込んでいます。
でも、本当にそうなのでしょうか?

例えば、恋人や友人に対して「自分だけの存在でいてほしい」と願うことや、お気に入りの物や場所に対して「これは自分だけのものだ」と感じることがあります。

しかし、本当に「自分のもの」なのでしょうか?
人間関係も、物も、実際にはすべてが絶対的に誰かの所有物というわけではありません。

どれほど執着したとしても、相手には相手の意思があり、物もまた、時が経てば手から離れていくこともあります。

こうした問いを読者に投げかけるこのセリフは、ただの痛快な一言ではなく、東京喰種という作品が持つ深いテーマを象徴するひとつです。

また【東京喰種】魂に残る名言&セリフを考察とともに紹介で詳しく解説しているので興味がある方は、ぜひ読んでみてください。

金木の絶望、狂気への序章

東京喰種7巻61話「微光」

アオギリの樹に捕らえられた金木は、バンジョーたちと脱出しようとした際にヤモリたちに見つかります。

そこでヤモリは、金木にある取引を持ちかけた。

ヤモリ
ヤモリ

「僕の部下になってくれるなら、他のみんなは逃がしてあげる」

金木は仲間を守るため、その提案を受け入れます。──しかし、その先に待っていたのは、生き地獄とも呼べる拷問の日々でした。

ヤモリの拷問部屋に連れて行かれた金木は、Rc抑制剤を目から注射され、一時的に人間の身体へと戻されます。
その状態でペンチやハサミで身体をねじ切られ、そして再生するたびに、切り刻まれました。

その苦痛は何度も何度も繰り返され、金木の心と体を容赦なく削り取っていきました。
やがて、金木は「自分は本当にバケモノなのだ」と刻み込まれるような感覚に陥ります。

しかし、地獄はそれだけでは終わりませんでした。
ヤモリは金木の耳の中に20cmを超えるムカデ(トビズムカデ)をねじ込むという、常軌を逸した拷問を加えます。

耳の奥を這い回るムカデの足音、皮膚を食い破る感触、頭に直接響く激痛──。その時、金木はふと気づきます。

──遠くで、誰かの笑い声が聞こえた。
──それは、僕だった。

この瞬間、金木は「喰種としての覚醒」へと足を踏み入れることになります。

この拷問シーンは、東京喰種の中でも最も残酷で、最も衝撃的な場面の一つでしょう。
読者の多くも、そのあまりの痛ましさに目をそらしそうになったに違いない。

普通の人間なら、精神が崩壊してしまうほどの苦痛。
だが、この拷問こそが、のちに「覚醒した喰種」としての金木を生み出すきっかけとなったのでした。

「喰種」を受け入れた覚悟の瞬間

東京喰種7巻63話「喰種」

ヤモリの手により、金木は極限の苦痛を味わうこととなりました。
単なる肉体的な拷問だけではなく、ヤモリは巧妙に金木の精神をも追い詰めていきます。

実は、「仲間たちが捕まっている」という残酷な真実を突きつけ、親子のどちらを救うか、金木に選択を迫るヤモリ。
選ぶことのできない金木の目の前で、親子は無残にも命を奪われてしまいます。

一人きりの拷問部屋で、金木は内なる自分と対話を始める。

妄想の中で現れたリゼとの自問自答が続く。
「命を軽々しく扱う喰種なんて許せない」そう思いながらも、金木は自らの力に対する恐怖を抱いていました。

しかし、その葛藤の中で金木は決意する。

カネキくん
カネキくん

「僕の中の喰種を受け入れる?違う、僕は喰種だ

これまで避けてきた「喰種の力」を、今こそ解き放つ時だと悟ったのでした。
リゼを喰らい、その力を受け入れることで、金木は新たな自分として覚醒する。

このシーンは読者にとって、金木が「喰種」として覚醒し、ヤモリとの死闘に挑む準備が整った瞬間として胸を高鳴らせたことでしょう。
苦悩と決断の果てに得た覚悟──その姿はまさに圧巻でした。

アヤトの本心を見抜いた金木の洞察力

出典元:ピクシブ タイトル「A」作者:izumi様より引用

東京喰種8巻75話「秘密」

ヤモリとの死闘を終えた金木は、バンジョーたちとともに脱出しようとします。
しかし、金木にはまだやり残したことがあると言い残し、バンジョーたちと別々の行動をするのでした。

金木が向かった先は──トーカのもとでした。
トーカは弟のアヤトと戦いの最中、圧倒的な力を誇るアヤトに押され、追い詰められていきます。

そこへ、まるで運命に導かれるように金木が現れます。──トーカが「ひとりに…しないで」とつぶやいた時──「しないよ」と颯爽さっそうと登場するのでした。

トーカに代わり、アヤトとの戦いに身を投じた金木は、アヤトの強さに驚きながらも、ある「違和感」を抱きます。

そう直感した金木は、確信とともに静かに告げる。

カネキくん
カネキくん

「君の秘密を教えてあげる」

ヤモリとの戦いを思い出しながら金木は続けた。

カネキくん
カネキくん

「ヤモリは強かったよ。戦ったからわかる。」
「あんていくでトーカちゃんがヤモリに飛びかかったけど、あのまま戦っていたら間違いなく殺されていた。」

アヤトくん
アヤトくん

「だからなんだよ」

「君が割って入って、一撃を加えた。」その言葉に、アヤトは一瞬表情を曇らせる。「チッ…もっとボコっておけばよかった。」それでも金木は問いかけた。

カネキくん
カネキくん

「かばったんでしょ?トーカちゃんが殺されないように──」

その瞬間、すべてが繋がった。
アヤトがトーカに向けていた冷徹な態度の裏には、誰にも言えない「家族を守りたい」という想いがあったのでした。
アヤトの過去、そしてその心の奥底に秘められた葛藤を知った瞬間でした。

東京喰種の中でも、衝撃的で感情を揺さぶるシーンのひとつ。
「かばったんでしょ?」という言葉が、アヤトの心を、そして読者の心をも揺さぶった、名場面であることは間違いないです。

什造の心が震えた瞬間

東京喰種14巻137話「溢花」

20区の喫茶店「あんていく」を舞台に、CCGによる梟討伐作戦が決行されました。
指揮を執るのは和修吉時。

標的はSSSレートの喰種、「梟」──篠原特等、黒磐特等を筆頭に激戦が幕を開けました。
什造や宇井も途中から参戦し、黒磐は片腕を什造は右足を失うなど壮絶な死闘の末、CCGはついに「梟」を討伐。

戦場に響くのは、戦いの終結を喜ぶ者たちの安堵の声でした。
──だが、その安堵は「悪夢」の前触れに過ぎませんでした。

次の瞬間、まさかの「もう一体の梟」が現れ、戦場は地獄へと変わります。
不意を突かれた捜査官たちの中で、初撃を回避できたのは宇井ただ一人。

孤軍奮闘するも、圧倒的な力の前に吹き飛ばされてしまいます。
「隻眼の梟」は、意識を失って倒れていた篠原に向かうと、無慈悲に右足をハムのように切り飛ばす。その光景を目の当たりにした什造。

「隻眼の梟」はそんな什造を見つめ、こう呟いた。

「お・そ・ろ・い」

──その言葉に、什造の胸が大きく波打ちます。
これまで鈴屋什造は「死」に対して無関心でした。他人の死はもちろん、自分の死にすら興味を持たない、そんな生き方をしていました。

だが、この瞬間──什造の中で何かが変わりました。
篠原の姿を見たとき、今まで感じたことのない「痛み」が胸を締め付けた。

育てられた環境ゆえに「他人の死」を軽視してきた什造が、初めて「誰かの死を恐れる」という感情を知ったのでした。
篠原さんを失いたくない!そう強く思った瞬間、什造は叫んだ。

このシーンは、ただの戦闘ではない。
人が変わる瞬間というものが、こんなにも感動を呼ぶのかと、読者の心を震わせる名場面だったのではないでしょうか。

東京喰種:reの名シーン9選!

出典元:ピクシブ タイトル「Twitterログ」作者:リクト様より引用

東京喰種の名シーンの中にかっこいいセリフや名言がすごく豊富です。
【東京喰種】魂に残る名言&セリフを考察とともに紹介でいくつかの名言をピックアップして解説しているので、気になった方はぜひ読んでみてください。

ハイセと西尾錦、因縁の再会

出典元:ピクシブ タイトル「アナログ琲世」作者:jou01様より引用

東京喰種:re1巻7話「昧人」

クインクスの瓜江とシラズは、逃亡中のトルソーを追い詰め、捕えようとします。
しかし、その瞬間、突如として現れた謎の喰種──「オロチ」が彼らの前に立ちはだかります。

圧倒的な力の差を見せつけられ、クインクスたちはなすすべもなく敗北。そこに駆けつけたのが、彼らの指導者・佐々木ハイセでした。

ハイセはクインケと赫子を駆使し、オロチに果敢に挑むが、経験と実力の差は歴然。
一方的に追い詰められ、ついに窮地に陥ります。

しかし、その時──。ハイセの表情が一変し、まるで別人のような口調で語り始めるのでした。
次の瞬間、赫子の動きが鋭さを増し、反撃の一撃がオロチの腹部を貫きました。
戦況が一変し、今度はハイセが優勢に。

とどめを刺そうとした瞬間、オロチの仮面が外れ、その素顔が露わになる──。
そこにいたのは、かつて金木研の仲間であり戦ったことのある「西尾錦」でした。

西尾錦
西尾錦

「お前ってやつは……どこまで行っても救われねぇのな、カネキ」

その言葉が耳に届いた瞬間、ハイセの体が硬直し、動きが止まります。
突如として襲いかかる頭痛と混乱。
脳裏に響く「カネキ」という名──。
過去の記憶を失ったはずのハイセが、「金木研」としての自分を取り戻しそうになるのでした。

この戦いは、単なるクインクスと喰種の衝突ではなかった。
「金木研」の過去と「佐々木ハイセ」の現在が交錯する、運命の再戦でした。

このシーンは、東京喰種1巻での金木vs西尾錦の戦いを彷彿とさせるオマージュ的な展開

かつて喰種として覚醒した金木が西尾を圧倒したように、今回は「佐々木ハイセ」として西尾と戦う。
過去と現在が交錯するこの戦いに、読者も胸が高鳴ったのではないでしょうか。

壮絶な死闘!シラズの最期

東京喰種:re6巻54話『娩児』

月山グループが喰種であることが露見し、CCGによる「月山家駆逐作戦」が開始されました。
CCGは月山家の館へ突撃するが、当主・月山観母はあっさりと自首。
その違和感にすぐ気付いた捜査官たちは、月山観母が息子である月山習を逃がしたことを察知し、即座に追跡を開始します。

月山たちは、月山グループ所属のルナエクリプスの屋上からヘリでの脱出を試みます。
しかし、CCGもこれを阻止すべく、すぐに追撃を開始。

ビルの各所で激しい戦闘が繰り広げられる中、伊東班やクインクス班はSSレート以上の喰種「ノロ」と遭遇。

──ここから、地獄のような戦いが始まるのでした。

戦闘開始直後、伊東班の2人が命を落とす。
捜査官側もノロに致命傷を与えるが、驚異的な回復力で瞬時に復活。

ノロの反撃により、伊東は重傷を負い、戦力はどんどん削られていきます。
さらに、シラズのナッツクラッカーによる一撃で致命傷を与えたものの、ノロはまたもや回復し、反撃をくらわす。

捜査官たちは次々に倒れ、もはや絶望的な状況に追い込まれるのでした。

シラズ
シラズ

「俺がやらないと、みんな死ぬ……!」

仲間を守るため、シラズはただ一人ノロへと立ち向かう。心の中には、病床に伏す妹・ハルの姿があった。

──「俺だって、ハルを残して死ねねぇ!

シラズは渾身の力で猛攻を仕掛け、ついにノロに致命傷を与えるのでした。
そして最後の力を振り絞り、瓜江に叫ぶ。

心の中でシラズは「これでも治るんなら──俺、無理だからよ…頼むぜ」

シラズ
シラズ

「瓜江ッ‼弾幕足りたかッ‼」

その声に応えるように、瓜江が決死の一撃を放ち、ついにノロを討ち取ることに成功。
彼らは勝った──だが、同時にシラズも致命的な傷を負ってしまっていました。

瓜江と米林が駆け寄り、必死に声をかける。
だが、その声はもはや届かない。シラズは仲間たちへ別れの言葉を残し、最後にハルのことを想いながら、静かに息を引き取った──。

この瞬間、涙をこらえられた読者はどれほどいただろうか?
まさか、シラズがここで命を落とすなんて、誰が想像できただろう?

そして、何よりも衝撃的だったのは、シラズとよく言い争いをしていた瓜江の変化でした。
昇進しか興味がなかった瓜江が、誰よりもシラズの死を悲しみ、涙を流しました。

瓜江
瓜江

「死んでんじゃねええええええッッッッ‼‼‼」

普段は冷静で合理的な瓜江が、こんなにも感情を露わにする瞬間は、東京喰種の中でも屈指の泣けるシーンです。

仲間の死が、瓜江を変えた。
この戦いは、単なる勝ち負けではなく、クインクス班の絆を深く刻み込んだ戦いでもあったのでした。

最終決戦!カネキVS有馬貴将

東京喰種:re7巻「Kの卵」

CCGの調査により、東京湾内の無人島「流島」がアオギリの樹によって要塞化されていることが判明。これを殲滅すべく、CCGは大規模な流島攻略戦を開始します。

作戦により本土の防衛が手薄になるため、コクリアなどの重要拠点は0番隊の有馬貴将を筆頭に厳重に警護することに。
しかし、そんな中で思いがけない事態が発生します。

佐々木ハイセ(=カネキケン)が笛口ヒナミを救うため、コクリアの独房を開放するという暴挙に出たのでした!
さらに、時を同じくしてアヤトやバンジョーたちもヒナミ救出のためにコクリアへと侵入。

カネキがヒナミを救い出している間、アヤトたちは最強の捜査官・有馬貴将と対峙し、逃げながらも戦いを繰り広げます。
しかし、有馬の圧倒的な力の前に成す術もなく、四方が身を挺してアヤトを守ろうとしケガをする。そして有馬にトドメの一撃を受ける瞬間‼

──そこに、カネキが現れ、有馬の攻撃を防ぐ!

仲間たちが逃げる時間を稼ぐため、カネキは有馬との一騎打ちをはじめます。
はげしい戦闘の最中、2人はコクリアの地下へと落下し、そのまま死闘を繰り広げることに。

カネキは、何度も繰り返した有馬との稽古の中で、有馬の防御の偏りに気付いていました。

その隙を突こうとするが、有馬は冷たく言い放ちます。

有馬貴将
有馬貴将

「まじめにやれ」

──次の瞬間、カネキの両足が切り飛ばされる。

有馬貴将
有馬貴将

「お前に払った時間は無駄だった」

そう言いながら、有馬はカネキにトドメを刺そうとします。
しかしその瞬間、カネキは赫者化し、反撃。有馬のクインケ・イグザを破損させることに成功します。

しかし、戦いは終わりませんでした。
代わりに手配された新たなクインケ──それはSSSレート・梟から作られた最強の武器でした。

赫者化したカネキは再び有馬に挑むが、梟のクインケを持つ有馬の圧倒的な力の前に、なすすべもなく細切れにされてしまいます。

──意識が遠のく中、カネキの心には「諦め」がよぎるのでした。

カネキくん
カネキくん

「もう、いっか……」

そのとき──ヒデが、カネキの頭の中に現れカネキに死のうとするのを止めます。

カネキはヒデとの会話で「君がいないとさびしいよ……」と告げる。

ヒデ
ヒデ

「バァカ、あのとき俺は、お前と生きたいと思ったんだぜ?」

「聴こえるまで言ってやる──かっこ悪くても、生きろ。」

何度も何度も有馬に敗れ、心が折れかけていたカネキ。

しかし、ヒデの言葉が金木を再び立ち上がらせる。

──ここが、「終わり」なんかじゃない。
何度も挫折を味わいながら、それでも立ち上がるカネキの姿は、まさに東京喰種という作品の「核」とも言える瞬間でした。

有馬貴将の真実!彼が最後に遺したもの

出典元:ピクシブ タイトル「お誕生日おめでとう」作者:锦瑟丶兰艾様より引用

東京喰種:re8巻「門をとじる音をきいた」

コクリアの最下層。
ここで、カネキと有馬貴将の最期の戦いが幕を開けました。
何度も挑み、何度も敗れた相手──有馬。今度こそカネキは「最強の捜査官」を倒すことができるのか?

カネキは赫子を駆使し、四方から猛攻を仕掛ける。

有馬はそれを見切り、巧みにいなしていくが、ついにカネキが一瞬の隙をつく。
有馬のSSSレートのクインケを破壊することに成功!

カネキくん
カネキくん

「…終わりです。」

カネキはそう告げたが、有馬は「どちらかが死ぬまで戦いは続く。」

再び攻撃を仕掛ける有馬。
だが、カネキは戦うことを拒み、あえて攻撃を受けるのでした。

カネキくん
カネキくん

「こんなこと……、無意味むなしいだけだ。」

その言葉に、有馬はカネキを見つめ、問いかける。

有馬貴将
有馬貴将

「……俺を殺す意思はないのか?」

カネキくん
カネキくん

「はい。」

その答えを聞いた瞬間、有馬は静かにクインケを構え──自らの首を切り裂いた。

カネキくん
カネキくん

「有馬さん‼」

カネキは駆け寄り、必死に介抱しようとします。
しかし、有馬は死ぬつもりだった。

「カネキ、お前に話しておくことがある。」──自分自身の正体、白日庭の秘密。有馬は、これまで誰にも明かすことのなかった真実をカネキに語ります。

そして、最後に一言。

有馬貴将
有馬貴将

「お前が俺を殺したことにしてくれ。」

カネキは静かにうなずく。「……分かりました。」

有馬は安堵したように微笑み、最後にこう告げた。

有馬貴将
有馬貴将

「ありがとう。俺はずっと……嫌だった。奪うばかりの人生が……やっと、なにか残せた気がする。」

──そう言い残し、有馬貴将は静かに息を引き取りました。
このシーンでは、長年謎に包まれていた有馬の正体、有馬がどのような思いで生きてきたのかが痛いほど伝わってきます。

その結末は悲しくもありながら、読者に深い余韻を残し、切なさとともに心を揺さぶる名シーンとなりました。


有馬貴将についてもっと知りたくなった方は【東京喰種】有馬貴将のすべて!最強キャラ有馬に隠された謎とその正体を徹底分析をぜひ読んでみてください。

滝澤と亜門、かつての絆は届くのか?

東京喰種:re9巻「うえ」

流島攻略戦の最中、オウル(滝澤政道)が真戸暁を殺そうとするその瞬間──突如として亜門鋼太郎が現れました!

かつての仲間だった亜門と滝澤。
戦いの最中、滝澤を見つめながら、言葉を投げかけるのでした。

亜門鋼太郎
亜門鋼太郎

「俺は知っている…お前の弱さも…強さも……お前は喰種じゃない…喰種捜査官だろう‼」

この言葉は、滝澤のことを本当に理解し、オウルが「ただの化け物」ではなく「元・喰種捜査官」であることを証明する、亜門の魂の叫びでした。

この場面は、かつての東京喰種14巻「梟討伐戦」を彷彿とさせる展開であった。
あのとき、亜門を守るために滝澤は喰種に向き合い、死を覚悟し逃げずに戦っていました。

そして今回、亜門の言葉は滝澤の心にどう響くのか……?
読者としても、かつての滝澤を知るからこそ、このシーンは感慨深く、熱く胸を打たれるものになったのではないでしょうか。

アキラが選んだ予想外の未来

東京喰種:re9巻95話「Am」

流島攻略戦の激戦の最中、オウル(滝澤政道)は亜門との死闘を終えた後、突如駆けつけた六月透と対峙することになります。
六月の容赦ない攻撃に追い詰められ、ついにトドメを刺されそうになったその瞬間──

真戸アキラがオウルを身をていしてかばったのでした!

あの冷静沈着で、無駄を嫌い、常に合理的な判断を下してきた真戸アキラが、滝澤をかばい、涙を流しながら言います。

真戸アキラ
真戸アキラ

「あの時…私が止めてれば…」

この言葉には、滝澤が「喰種」へと堕ちてしまったことへの後悔。
そして、もう二度と目の前で仲間を失いたくないという強い想いが込められていました。

東京喰種という物語の中でも屈指の名シーン。
いつも冷静だったアキラが涙を流し、「正義」と「人間らしさ」の間で揺れ動くこの瞬間は、多くの読者の心を激しく揺さぶったのではないでしょうか。

滝澤政道が語る覚悟の言葉 

東京喰種:re11巻115話「問い子」

真戸アキラの命を救うため、Rc抑制剤を求めてCCGの研究施設に侵入したカネキたち。
目的の薬をあっさり手に入れることに成功します。

だが、そこに待ち受けていたのは、かつての喰種捜査官──赫子の異常増殖により暴走状態に陥った亜門鋼太郎でした。

そして、そんな亜門を止めるために名乗りを上げたのが、かつて亜門と共に戦った男──オウル(滝澤政道)とクロナでした。
戦闘の最中、滝澤は亜門に向かって語る。

「亜門さん、アンタがずっと眩しかった。」
「俺はもうアンタみたいに正義の言葉を吐けない。もう正しくなんて生きられない。」

オウルの言葉には、かつて正義を信じながらも、その信念を踏みにじられた過去への悔恨が滲んでいました。

オウル
オウル

「叶うなら時間を戻してぇな…俺だってアンタらみたいに……」

「それが無理なら──ヤケクソしかねぇ。たったひとつ、これだけはってのを定め、貫く。自分の未来がパーになったと気付いちまったら、誰かのために生きりゃいいだろ。」

この言葉が意味するものは、単なる開き直りではありません。

すべてを失い、戻れないと悟った者が、それでもなお、「誰かのため」生きようとする覚悟
その生き様は、多くの読者の胸に深く刻まれたに違いありません。


東京喰種において、オウルこと滝澤政道ほど劇的な変化をとげたキャラはいないでしょう。そんなオウルについて詳しい記事を以下に紹介します。

瓜江の決意と成長の瞬間!

東京喰種:re13巻137話「いざなぎ」

瓜江と黒磐特等は、旧多局長の悪事を暴くため、意を決して局長室に乗り込みました。
だが、二人を待ち受けていたのは、旧多が放った喰種のピエロたちでした。

壮絶な戦いが繰り広げられ、瓜江と黒磐はなんとか勝利を収めます。
だが、その代償として黒磐特等は瀕死の重傷を負ってしまいます。

瀕死の黒磐は、絞り出すように瓜江に語りかけた。

黒磐特等
黒磐特等

「ずっと…君に謝りたかった…あの人を守れなかったこと…本当にすまない…私のせいだ」

その言葉に瓜江は感情を抑えきれず叫ぶ。

瓜江
瓜江

「あんたは悪くない!誰も悪くない!」

俺が恨んでたのは、あの時なにもできなかった自分だ。

そして、深く息を吸い込み、静かに言葉を紡ぐ。

瓜江
瓜江

「俺はもう大人だ。ちゃんと受け止めてやる。」

この瞬間、瓜江は自らの過去と真正面から向き合い、長い間抱えていたトラウマを乗り越えたのでした。

金木研という圧倒的な主人公の存在がありながらも、瓜江の成長と覚悟は、『東京喰種:re』におけるもう一つの物語を形作っています。

自分の弱さを認め、強く生きる姿は、読者の心を強く揺さぶったに違いありません。
このエピソードを通じて、瓜江久生というキャラクターが持つ深さと力強さを、改めて感じさせてくれた名シーンでした。

月山習、カネキを想う魂の叫び!

東京喰種:re14巻149話「破竹」

カネキが暴走し、巨大な赫子のバケモノとなって地上に現れました。とまどう喰種たちにそそのかすように語るイトリ。
恐怖と怒りに飲み込まれた喰種たち、「王様を見届けないと!」「復讐しなければ」と騒ぎ立てるのでした。

場の空気は次第に不穏なものとなり、人間への敵意が渦巻く。
だが、その空気をたった一言で断ち切ったのは──他でもない、月山習でした。

月山習
月山習

「だまれええ‼」

その言葉が響いた瞬間、喧騒は止み、誰もが息を呑んだ。月山は涙を流しながら話します。

月山習
月山習

「カネキくんが人を殺した?…喰種の復讐?彼はいつも人を喰種を思っていた。僕だけかい?彼に幸せになってほしいのは…」

いつも優雅で余裕を見せていた月山が、ここまで感情を露わにし、涙を流すとは誰も思いませんでした。

かつては美食を楽しむことしか考えていなかった月山が、「仲間」として、「友」として、カネキを想い、金木のために声を張り上げる。
この瞬間、月山習はただの「美食家」ではなくなった。

月山の言葉に心を動かされた読者も多いでしょう。
このシーンがあったからこそ、月山の魅力がより際立ち、月山を「本当の仲間」として愛する人が増えたに違いありません。

まとめ│東京喰種の感動的名シーン

『東京喰種』は、ただのバトル漫画ではなく、登場人物たちの葛藤や絆、別れが胸に刺さる感動の物語です。

金木やトーカ、有馬たちの名シーンには、それぞれの想いと決意が込められており、何度見ても心を揺さぶられます。彼らの歩んだ軌跡こそが、読者の心に深く残る理由です。

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