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【超人X】10巻のあらすじ・見どころ・考察を徹底解説!

超人X

『超人X』第10巻では、ついにヤマトモリとゾラ勢力の全面戦争が開幕します。

トキオ、エリィ、アヅマらが自分の正義と向き合う一方、佐藤一郎や剣の男の暗躍が物語をさらに混沌へと導いていきます。

戦いの果てに待つのは希望か、破滅か。
読む手が止まらない、シリーズ屈指の緊迫巻です。

本記事では、第10巻のあらすじを振り返りながら、物語全体に流れるテーマを考察していきます。

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超人X10巻のあらすじは?

出典元:ピクシブ タイトル「Before Awakening」作者:ikahueki様より引用

『超人X』第9巻では、パルマによるヌードの禁断の蘇生、アヘンの手掛かりを追う大三島への旅路が描かれました。

そして、石像使いカビロール16との死闘の末、ゾラのケシ畑の全焼却が決定します。

第10巻では、ゾラとの最終決戦へ向けて物語が動き出します。

ゾラ討伐作戦始動

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出典元:ピクシブ タイトル「Happy together」作者:Primrose様より引用

1999年12月某日。
ヤマトモリ本部では、ゾラ戦を目前に、イワトモリ・ナガマタ・ヒゴモリ・ノワキモリの長官たちが一堂に会していました。

街を守りながら塔を攻めるには、周辺県との連携が不可欠。
作戦全体を統括する星・サンダークは、広域警備の指揮を佐藤一郎に託します。

「広域警備の指揮を任せられるか?」

超人X10巻第50話より引用

静かな言葉に込められた重圧。
ヤマトモリ全体が、決戦に向けて着々と動き始めていました。

その頃、遠く離れた弔いの塔では、曼荼羅御体の超人・指子が動いていました。

全身から触手のような神経を放ち、塔の深部に潜むゾラの気配を探る。
しかしその探索は、思わぬ存在に遮られます。

ヌードを斬った謎の剣の男。
逃げる指子を追い詰めて、言います。

「狙いは徴だな」

超人X10巻第50話より引用

指子は笑みを浮かべ、
「いいよ、五分だけ遊んであげる」と応じます。

次の瞬間、指子の体がうねり、混沌化が始まります。
全身の筋肉が脈動し、足がバネのように弾ける。

一気に距離を詰め、剣の男へと襲いかかるも、その斬撃は届かず、剣閃が閃き、指子の両手足が一瞬で断ち切られる。

「徴は渡さぬ。ゲルタのかすよ」

超人X10巻第50話より引用

剣の男は、その言葉を残し、指子は闇に沈みます。

一方その頃、ヤマトモリではケシ畑の全焼却から4ヶ月。
ゾラ討伐の準備は、確実に進んでいました。

サンダークとアーサーワンを筆頭に、エース級の超人たちが前線へと配属され、その後続として、若手キーパーの育成にも力が注がれていました。

パルマもまた、部分獣化を習得し、かつての面影からは想像できないほどの成長を遂げていました。

そして、誰の目にもわかるほど、トキオへの想いを隠せなくなっていたのです。

そんなパルマを、遠くから見つめるサンダーク。
柔らかな微笑を浮かべ、静かに呟きます。

「恋、かな」

超人X10巻第50話より引用

驚くエリィに、サンダークは静かに言葉を重ねました。

「恋は、自制を学ぶいいキッカケにもなる」

超人X10巻第50話より引用

サンダークは穏やかにそう語ります。

しかし、エリィは首を振り、きっぱりと言い切ります。

「惚れた腫れたは、いろいろ片付いてからがいいと思うだべな」

超人X10巻第50話より引用

その横顔には、迷いのない強さと、どこか哀しげな影。
アヅマはそんなエリィを見つめながら、

言葉にできない別の想いを感じ取っていました。

その後、サンダークは一人、基地の回廊を歩きながら思いを馳せます。
胸に去来するのは、かつての弟・バチスタとの記憶。

「ハートリー。君がまだバチスタのそばにいてくれたら……」

超人X10巻第50話より引用

サンダークは、そう呟きながらふと空を仰ぎます。

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塔に潜む闇

一方その頃、指子に助けられたチャンドラ・ヒュームは、奇妙な夢を見ていました。

母・ゾラが語りかける夢。
しかし、その声はあまりにも生々しく、まるで現実のような響きでした。

悪夢から目を覚ますと、指子が帰ってきます。
腕を失い、満身創痍のままベッドに倒れ込み、微動だにしません。

鎖で首輪をつけられ、自由を奪われていたチャンドラ。
今しかないと思い、指子のポケットを探り、ついに鍵を見つけます。
カチリと音を立て、長く続いた拘束が解かれる。

自由の身になったチャンドラでしたが、動かない指子を前に足を止めます。

「レイズせんと死ぬぞ…」

超人X10巻第50話より引用

そうつぶやきながらも、見捨てることができません。

そして、傷ついた指子に手当てを施します。
「母に会わなければ……でも、私は捨てられたんだ」

絶望と執念のはざまでチャンドラの心は揺れています。

一方その頃、弔いの塔では、バチスタがゼンバーの研究を続けていました。
そこへ、長老ブラドが現れます。

「実験ごっこより、ともに獣づくりに加われ」

超人X10巻第51話より引用

長老ブラドは焦っていました。
ケシ畑が消滅し、ゾラの肉体は限界を迎えつつあったのです。

しかし、バチスタは冷静でした。

「ムダに一般人を殺し回り、覚醒をうながすのは非効率です。
獣の継承者を求めるのは私も同じ気持ち。私には超人Xが必要だ」

超人X10巻第51話より引用

その言葉に、ブラドの表情が歪みます。

「ならば急げ。役立たずは豚のエサにしてやる」

超人X10巻第51話より引用

吐き捨てるように言い残し、ブラドは去っていきました。

そして、ついに作戦決行日Xデーが迫ります。

ヤマトモリの会議室では、ゾラとの最終決戦に向けて、窓月子が塔への侵入経路を説明していました。

「塔内部では、敵の妨害が予想される。」
「とくに、バチスタ。バドロ・ブラドには、とくべつの警戒を払うこと」

超人X10巻第51話より引用

静かな口調ながら、その声には確かな緊張が宿っていました。

作戦の決行日は、12月25日
なるべく人手が少ない聖火祭の夜。

祈りと祝福の影で、戦いの火蓋が切られようとしていました。

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迫るXデー

一方その頃、トキオたちはゾラ討伐作戦の内容を知ります。

パルマは小さくため息をつきます。
「クリスマスに戦いなんて……」と悲しそうに呟きながらも、すぐに笑顔を見せました。

「でも、みんなで行けば、パーティーみたいなもんですよね!」

超人X10巻第51話より引用

パルマも参加することに、トキオは思わず驚きます。

「お前も参加するのか?」

パルマは胸を張って答えます。

「はい、広域警備に回されました!」

超人X10巻第51話より引用

その言葉にマイケルは顔をしかめます。

「……呑気だな。怖くないのか?」
そう言いながら、頭を抱え、声を荒げます。

「こわい。ダメだ、こわいっ!!…ゾラだぞ」

超人X10巻第51話より引用

マイケルは髪をあげ、ゾラに負わされた古い傷を見せました。

引用:超人X 10巻51話より

「戦わなきゃいけないのはわかってる。でも、昔は怖いなんて思わなかったんだ。
今は違う。自分や、仲間が死ぬかもしれないって思うと……どうしようもなく怖いんだよ」

その隣で、モモマが静かに口を開きます。

「こわいよ?毎日思うよ。」

超人X10巻第51話より引用

「今日死ぬかもって。なんで自分たちが命をかけなきゃいけないんだろうって。」
「たまたまこう生まれただけなのに……。でも、何もしなかったら、誰かが殺されるかもしれない。」
「誰かが不幸になるかもしれないって思うと、じっとしてるほうが怖いの」

その言葉に、一同が黙り込みます。
それぞれの胸に、戦う理由が浮かんでいました。

そんな空気を破るように、アヅマが静かに問いかけます。

「覚えてるか?一年前の塔でのこと。あの日、人生で一番怖かった日って言えるか?」

超人X10巻第51話より引用

トキオとエリィはしばらく考え込みます。
それぞれの胸に浮かぶ、違う恐怖の記憶。

アヅマはゆっくりと続けます。

「俺にとっては、超人に覚醒した日だ。
あのときは、みんな弱くて、孤独で、何もできなかった。
でも今は違う。ヤマトモリにいる。戦う力も、仲間もある」

超人X10巻第51話より引用

そして、アズマはマイケルに視線を向けます。

「君はどうだ、マイケル?」

超人X10巻第51話より引用

続けて、アズマは言います。

「というかその日を命日にする気はないよ。縁起でもないしね。
それに君たち全員から誕生日プレゼントをもらう予定だからな。くれるよな?」

すると、マイケルは「中身は期待するなよ」と冗談めかして返すと、場の空気が少しだけ和らぎました。

その瞬間、トキオの心に過去の思いが蘇ります。
そうだ。俺は、みんなを守れるように強くなりたかったんだ。

そして、静かに心の中で誓います。

「もしもソラ・シルハと分かり合えるなら、そうする。
でも、それができないならアンタを倒す。
俺は、大事な人のために戦う」

聖夜の灯が、トキオ達の決意を静かに照らしていました。

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佐藤一郎の影

出典元:ピクシブ タイトル「佐藤一郎まとめ」作者:銭湯寺様より引用

一方その頃、佐藤一郎は、ナリを呼び出していました。
薄暗い部屋。灯りの揺らめき。沈黙を破るのは、佐藤の低い声。

「ゾラの様子に変わりはないかい?」

超人X10巻第51話より引用

ナリは淡々と答えます。

「ああ、終わってるよ。もう死にかけの病人。今なら、私でも殺せるんじゃない?」

超人X10巻第51話より引用

続けて佐藤は、剣の男や薬屋の情報について聞きます。
ナリは情報を一つ一つ答えた後、苛立ちを隠せず声を荒げました。

「いい加減解放してよ。いつまでもスパイもどきしたくないんだよ」
都合の良い娼婦じゃないんだよ。もういいでしょ?」

超人X10巻第51話より引用

佐藤は静かに目を細めます。

「そうだね。君はよく働いてくれた。首輪を外してあげよう」

超人X10巻第51話より引用

その言葉に、ナリの表情が一瞬だけ緩みます。
しかし、次の瞬間。

佐藤の背後から無数の顔が浮かび上がりました。
人間とも獣ともつかない、恐怖の群れ。

「そんなことだろうと思った」とナリは苦笑します。

「用済みになったらポイ。これがヤマトモリのやり方ってわけだ」
「どうせ幻覚でしょ?だったら」

超人X10巻第51話より引用

そう言って飛びかかろうとした瞬間、実際に痛みが走りました。

幻ではない。現実の攻撃。血の匂い。

佐藤は淡々と言います。

「人間の感覚とは、ずいぶん曖昧なものらしいね。
たとえば、失われた場所が傷んだり、単なる思い込みで病に罹ったり…」

ナリが苦しむ中、佐藤は笑顔で言います。

「人は、与えられた物語を信じる生き物なんだ。
痛みを神の罰と信じれば、本当に痛みを感じる。
……面白いだろう?」

超人X10巻第51話より引用

その言葉を最後に、ナリの意識が闇に落ちていきます。

佐藤は、倒れたナリを見下ろしながら小さく呟きました。
「手荒になってすまない。獣はどうにも苦手でね。
だが、君にはもう少し働いてもらうよ。ナリくん」

部屋に残るのは、血の匂いと不気味な静寂。そして、佐藤一郎の本性。

トキオ
トキオ

佐藤もバチスタみたいに複数の能力を持っているのかも!?
佐藤一郎の真の目的が気になる!

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Xデー決行

出典元:ピクシブ タイトル「アズマ」作者:ぎんがみ様より引用

ついに、作戦決行日・Xデーがやってきます。
ヤマトモリは、ゾラ討伐のため、ヘリコプター部隊で弔いの塔へと向かっていました。

機内に響くアナウンス。

降下中はゾラ信徒による妨害が予想されます。各自、装備を点検。
降下後は速やかに戦闘態勢を整え、連携を保ちながら侵攻せよ。
この戦いの目的はゾラの討伐である。
超人隊員は決戦に備え、力の温存を。
非超人隊員は、超人が任務を遂行できるよう全力でサポートせよ。

その瞬間、戦端が開かれます。
塔を覆うように宙を舞う瓦礫。

爆風と共に舞い上がる粉塵。

それらはまるで煙幕のように視界を遮り、ヘリの接近を阻む障壁となっていました。
サンダークの攻撃によって塔の一部が崩壊し、そこから突入が開始されます。

しかし、その内部ではゾラ信徒たちが待ち構えており、無数のボウガンの矢が空を裂く。

その結果、ヤマトモリ非超人隊員812名のうち、105名が落下中に命を落とします。
しかし、アーサー、BB、トキオら超人たちが応戦し、信徒たちを蹴散らします。

塔の外壁での激戦。空を駆ける閃光。
アーサーとBBの突撃部隊を除き、多くの隊員はまだ着陸できていませんでした。

その頃、アヅマも上空で戦闘を続けていました。

「非超人隊員がやられすぎている」
「空中戦は、奴らのほうが何枚も上手い」
とアズマは冷静に戦況を分析します。

そして、決断します。

「生成!鉄の防壁!」

超人X10巻第52話より引用

叫ぶと同時に、塔の西側に巨大な防壁が出現。
アヅマはサンダークに通信を飛ばします。

「隊員の着陸を優先してください!」

超人X10巻第52話より引用

その言葉を合図に、部隊は防壁を足場に次々と着陸を成功させていきます。
作戦はフェーズ2へと移行していきました。

塔内部へと潜入したヤマトモリ。
しかし、通信もテレパシーも届かない。

まるで何かに遮断されているような異様な空間。

トキオたちがサンダークの到着を待っていると、
突如、塔全体が「ガコン」と軋むような音を立てます。

内部構造が変化し、通路が崩落し、瞬く間に四つのチームへと分断されてしまいました。

  • トキオ、モモマ。
  • アヅマ、BB、田川、電空。
  • エリィ、シモン、マイケル、ミケランジェロ。
  • サンダーク、アーサー。

それぞれが別の経路を進み、ゾラの玉座を目指します。

エリィたちの前には、刃具やたわし、ゾラの信徒たちが立ちはだかります。

一方、トキオたちの前に現れたのは、氷を操る超人・ICアイス。
モモマとトキオは背中を預け合い、力を合わせて戦いに挑みます。

一方その頃、アヅマとBBの部隊。

「この通路……正しいルートかもしれません。後続を待ったほうがいい」

超人X10巻第52話より引用

アヅマの提案に、BBは頷き、隊員たちと共に待機を指示します。

「降下をサポートした判断、よかったぞ。リソース管理はできてるか?」とBBはアズマを褒めます。

「体感で89%以上残っています。長期戦も問題ありません」とアズマは返答します。

短いやり取りの後、BBは通信班に声をかけます。

「通信班、電波の状態はどうだー?」

超人X10巻第52話より引用

返答がない。
次の瞬間、背後からBBの胸を貫く長老ブラドの長い腕
その手のひらには、まだ温かいBBの心臓が握られていました。

引用:超人X 10巻52話より
引用:超人X 10巻52話より

血の音。沈黙。絶望。
戦場に死の気配が広がります。

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超人X10巻の考察!

出典元:ピクシブ タイトル「『I’ll transfer my mind to you.』」作者:ikahueki様より引用

『超人X』第10巻では、ゾラとの最終決戦へ向けて物語が大きく動き出します。

その中でも注目すべきは、チャンドラ・ヒュームが見た「母ゾラの夢」です。
今回は、チャンドラ・ヒュームの夢についてネタバレ込みで徹底考察していきます。

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チャンドラ・ヒュームが見た夢

引用:超人X10巻50話より
引用:超人X10巻50話より
引用:超人X10巻50話より

チャンドラ・ヒュームが見た夢は、ただの幻想ではありません。
ゾラの意思、あるいは「災いの継承」を示す、物語全体を貫く重要な伏線だと考えられます。

夢の中でゾラは、チャンドラにこう語りかけます。

「徴を受け取ってください。我々は〇〇ではない」

超人X10巻第50話より引用

この〇〇に何が入るのか。
それこそが、この夢の最大の謎です。

続く描写では、ゾラが謎の人物に首を落とされ、さらに剣の一族や飛行機墜落のイメージが交錯します。

まるで、ゾラの「死」と「継承」、そして「裁き」を暗示しているかのようです。
つまりこの夢は、ゾラの終焉と再生、その境界を描くビジョン。

〇〇に隠された言葉こそが、ゾラの真の目的。
そして、「黒き災い」の正体を読み解く鍵になるのかもしれません。

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まとめ|超人Xは読むべき?10巻の評価と感想

出典元:ピクシブ タイトル「超人XラクガキーLOG 2」作者:ikahueki様より引用

この記事では以下について解説しました。

『超人X』第10巻では、ついにゾラとの最終決戦が幕を開けました。

ヤマトモリ、ゾラ勢力、そしてそれぞれの思惑が交錯する中、壮絶な戦いの火蓋が切られます。

トキオ、エリィ、アヅマらの覚悟と成長が鮮烈に描かれる一方、佐藤一郎や剣の男といった謎多き存在の動きが物語をさらに深く、そして不穏に導いていきます。

『超人X』10巻は、圧倒的な戦闘描写と心理ドラマが融合した読むべき一冊です。

戦場の混乱、仲間の絆、そのすべてが物語のクライマックスへとつながる緊迫の展開を生み出しています。

ページをめくるたびに張り詰める空気と、登場人物たちの揺れる心。
読後には、「次巻が待ちきれない」という高揚感と余韻が必ず残ること間違いなしです!

超人X
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