『超人X』第8巻では、オールドマーケット潜入中のトキオが、異形化したパルマとの戦いを繰り広げます。
アズマとエリィの助けもあり、パルマを人間の姿へと引き戻すことに成功します。
さらに、トキオとアヅマの確執もついに決着。
殴り合いの果てに、アヅマが「エリィが好きだ」と本音を明かす場面は必見です。
そして終盤では、アヘン供給の鍵を握るヌードを追う中、謎の人物による惨劇が発生。
不穏な影が物語を包み込みます。
本記事では、第8巻のあらすじを振り返りながら、物語全体に流れるテーマを考察していきます。
超人X8巻のあらすじは?

『超人X』第7巻では、ヤマトモリへ戻ったトキオの新たな戦いが描かれました。
ゾラの力の源であるアヘンの供給元を突き止めるため、オールドマーケット潜入作戦が本格始動。
その裏では、ゼンバーを使った危険な実験が進行し、パルマ自らゼンバーを投与し異形の姿へと変貌する衝撃的な展開が訪れます。
そして、トキオがパルマの異常な反応を察知したところから、物語は再開します。
パルマの暴走

超人覚醒薬・ゼンバーの影響でカオス化したパルマの反応を受け取り、トキオはすぐに佐藤へ連絡を入れます。
信号は通常とはまったく違い、異様な混乱の思念を感じ取れました。
「もし超人が混沌してるなら、ミナミに被害が出るかもしれません」
超人X8巻第41話より引用
トキオはそう訴えますが、佐藤は冷静に「応援を要請する。
それまではマーケットの詮索を優先しろ」と指示を出します。
しかし、ミナミにキーパーは巡回しておらず、時間がかかるとトキオは反論。
二手に分かれる案を出すも、佐藤は「ダメだ」と一喝します。
キーパーの最小単位は2人。不測の事態への備えが基本。
「ゾラのケシ畑をつきとめるのが君の役目だろう」
超人X8巻第41話より引用
佐藤は強い口調で命じますが、それでもトキオは引き下がりません。
「よくないです!!」
超人X8巻第41話より引用
佐藤が「何か根拠があるのか?」と問うと、トキオは静かに答えました。
「ありません…ただ…行かないと、手遅れになります」
超人X8巻第41話より引用
その真剣な声に、佐藤は一瞬考え込みます。
するとミケランジェロが「売人の追跡ならマイケルと2人で対応できる。トキオを行かせてください」と進言。
最終的に佐藤は、「やってみたまえ」と許可を出しました。
佐藤は、トキオの根拠なき直感を軽視できないと理解していたのです。
パルマの救出

トキオは鷲のマサムネとともに超人反応が出た廃墟へ向かいます。
そこにあったのは、お互いを食い合う動く死体の群れでした。
アダマンハルパーを手に死体をなぎ倒しながら奥へ進むと、突然、頭の中に声が響きます。
「ここ…どこ?」
超人X8巻第41話より引用
その先には、ハイエナのような異形の獣。ゼンバーを打ったパルマの姿がありました。
「たすけて」
超人X8巻第41話より引用
脳内に直接届くその声とは裏腹に、パルマは獰猛な獣のようにトキオへ襲いかかります。
激しい攻防のなか、トキオは叫びました。
「もどってこい!獣化を解け!!戻れなくなるぞ…」
超人X8巻第41話より引用
その時、パルマの脳裏には過去の記憶が蘇り、「血……血……いや…や…やだやだ……」と呻いた直後、胸が裂け、鮮血が噴き出します。
その血に触れた死体たちは次々と蘇生し、地獄絵図のような光景が広がりました。
トキオは必死で応戦しますが、一瞬油断してしまいます。
パルマの一撃で体を引き裂かれ、死体の群れに飲み込まれます。
それでもトキオは咄嗟に必死にレイズで再生。
死体の中から脱出すると、「思ったより手こずりそうだ。佐藤さんに連絡してくれ!」とマサムネに指示を飛ばします。
トキオは、完全獣化で一気にケリをつけることも考えますが、力を使い切れば周囲の死体に対処できなくなる。
しかも、パルマの信号も強く、トキオ自身も混沌に呑まれそうな感覚が全身を支配していきました。
防戦一方、トキオの意識が霞みかけた瞬間。
バイクに乗ったアヅマがパルマの体を切り裂き、戦場に現れました。
アヅマはエリィとともに、かつて出会ったパルマの家を調べており、不穏な超人反応を感知していたのです。
アヅマは一切の躊躇なく攻撃を仕掛けます。
「生成」「潰鉄!」
超人X8巻第41話より引用
生成能力によって、巨大な鉄塊を叩きつけ、パルマを沈めます。
「イワトじゃ、カオス対策のガイドラインがちがうのか」
超人X8巻第41話より引用
冷たい声でそう言い放つアヅマ。
まだ救えると信じていたトキオの心には、重くのしかかる現実が突きつけられました。
その瞬間、再びパルマの声がトキオの脳内に響きます。
「アヅマ!!よけろ!!」
超人X8巻第41話より引用
叫ぶトキオの声も間に合わず、アヅマはパルマの反撃を受けました。
攻撃を受けたアヅマは、混濁した獣の中に探していたパルマがいることに気づきます。
そして、周囲では無数の死体が一斉にうごめき、3人を包囲していきました。
「ハイエナ(パルマ)は助けるんだろ?指示をくれ!」とエリィは叫びます。
トキオは冷静に状況を分析し伝えます。
「あのハイエナの血を浴びると死体どもが蘇生する!」
超人X8巻第41話より引用
「ハイエナがいる限り無限ループだ!!」
「かすかに人の意識が残ってる…!混沌から引き戻せるはずだ!」
エリィは煙の攻撃で死体たちを牽制し、アヅマとトキオは息を合わせてパルマに迫ります。
「やっぱ、頼りになるよな……」トキオは心の奥でそう呟き、完全獣化で変身。

アヅマが生成した鎖でパルマを締め上げ、トキオが渾身の一撃を叩き込む。
パルマは必死に抵抗しますが、鎖が軋み、「ゴキッ」という音とともに戦いは終息しました。
死体も次々と崩れ落ち、パルマは人の姿へと戻りました。
暗躍するバチスタ

パルマとの戦いを終えた後、トキオは、「援護が来たら、パルマを医療チームに運んでもらおう」と2人に伝えます。
そのとき、ウメザワリリカの切り絵の鳥が、現場に残されたゼンバーを回収しているのを目撃。
その瞬間、アヅマは、背後でバチスタが暗躍していることを悟ります。
すぐにアヅマとエリィは追跡を開始。
そこへ、バチスタ自身が突如姿を現し、トキオたちに襲いかかりました。
空からヤマトモリの援護ヘリが近づいてくる中、バチスタは呟きます。
「やれやれ。来るのが遅すぎましたか」
超人X8巻第41話より引用
アヅマが「これでゼンバーは回収できないな」と言うと、バチスタは冷ややかに微笑みました。
「けっこうです。」
超人X8巻第41話より引用
「アレはもう必要ありませんので、処分します」
そう言い放った瞬間、切り絵の鳥たちはエリィの放った残り火の中へ飛び込み、ゼンバーは炎に包まれます。
燃え移った煙は、もはやエリィの力でも消し止めることはできませんでした。
「欲しいものは、もう手に入りそうですがね」
超人X8巻第41話より引用
不敵な笑みを残し、バチスタはゲートへと姿を消しました。
その後、佐藤が到着し、状況確認を行います。
パルマは保護され、ヤマトモリで事情聴取へ。
一方その頃、逃走したバチスタは、ゼンバーの研究を再開していました。
まさかゼンバーが超人にも作用するとは思わず、バチスタは次の一手を練っていたのです。
現在ゾラの獣は2人。
さらにアヅマを獣化させれば、徴の継承候補を3人に増やせる。
そう考えていました。
研究を進めるバチスタの脳裏には、かつての記憶が蘇ります。
まだヤマトモリに所属していた頃、バチスタは超人としての力を棄て、人間として生きる道を選んでいたのです。
そのきっかけは、窓月子の予言でした。
「バチスタ、夢をみたのだ」
超人X8巻第42話より引用
「お前が滅びを生む悪夢を」
窓月子は、兄であるサンダークにこう告げます。
「いずれ、もしそうなれば…弟を殺せ」
超人X8巻第42話より引用
サンダークは反発します。
「弟は強い意志を持っている。きっと未来を変えられるはずです!」
しかし、窓月子は「滅びの芽は摘むべし」と冷静に言い放ちます。
窓月子の冷徹な言葉と、兄の願い。
そのはざまで、バチスタは「力を棄てる」という決断を下します。
「私は、悪い超人になるより、良い人間でいたい」
超人X8巻第42話より引用
その後、バチスタはヤマトモリで研究職として活動します。
ですが、思うように評価されず、もどかしい日々を過ごします。
そんなとき、支えてくれたのがハートリーでした。
「100トン持ち上げる力がなくても、あなたはとっても超人よ」
超人X8巻第42話より引用
そう言って、ハートリーはバチスタを励まし、二人は強い絆を育んでいきます。
しかし、現在のバチスタは、かつての理想とは別の道を歩んでいました。

もしかしたら、ハートリーが亡くなって、その復讐で超人の道を再び選んだのか?
そうだとしたら、めちゃくちゃ悲しい展開すぎる!
バチスタは塔の超人たちを集め、ゼンバー改良版の説明を行います。
もともと超人化させる薬が、超人にも適応可能となったのです。
「ただし、爆死する可能性もある。」
その冷酷な言葉に、場の空気は張り詰めます。
次なるターゲットとなったのは、力を失った元超人・チャンドラでした。
ウメザワリリカとリカルドの協力により、チャンドラはあっという間に発見されます。
「力とりもどせるヨ」
超人X8巻第42話より引用
「奪われた力とりもどすクスリ」
そう誘惑され、チャンドラは自ら注射を受け入れました。
「ちょ、ちょっと変だ。ど、動悸が」
超人X8巻第42話より引用
その直後、チャンドラの体は爆発的に膨張。
死んだかと思われたチャンドラでしたが、偶然通りかかった指子に救出され、辛くも命を取り留めます。
しかし残されたのは、瓶詰めの頭部だけという凄惨な姿でした。
アヅマとのすれ違い
オールドマーケット潜入から11日。
トキオたちは38人の売人幹部(うち超人4名)を捕らえることに成功しました。
しかし、肝心の供給ルートはいまだにつかめていません。
期限まで残された時間は、あと3日。焦りがチームを覆います。
「このミッション諦めよう」
超人X8巻第43話より引用
マイケルが冷静にそう言います。
ミックもそれに続き、現実的な判断を促します。
「3日を無駄にするなら、早めにアーサーに報告して、軌道修正するのも英断だよ…」
超人X8巻第43話より引用
しかし、トキオは結果が出るまで信じ続けたい。
「ただ…弱腰になったら、なんもうまくいかない気がする」
超人X8巻第43話より引用
その言葉にマイケルは呆れたように「知らないからな。でも、最後まで付き合ってやるよ」と言います。
一方、ヤマトモリでは、アヅマ・エリィ・籠村・モモマの4人がトキオたちのことを話していました。
アヅマは「トキオの作戦は難しい」と判断し、早めの切り上げを主張します。
エリィは「トキオたちに何か手伝えることはないか」と口にしますが、アヅマは「ほとんどない」と突き放します。
さらにアヅマは、ハイエナ(パルマ)の件を引き合いに出し、「あれじゃトキオは、そのうち痛い目を見る」と冷たく言い放ちました。
「でも、それがトキオのやり方じゃねーの?」
超人X8巻第43話より引用
エリィは即座に反論します。
しかし、アズマは「それが危ないって言ってんだ」と言います。
モモマが「せめてアドバイスだけでも」と提案しますが、アヅマは冷静に答えました。
「いまのアイツに言えるのは作戦を中断して上司に委ねろってことしか…」
超人X8巻第43話より引用
この言葉が、エリィの怒りに火をつけました。
「あそこがダメとか、ここが出来てないとか言うくらいなら、直接言えよ!」
「ハイエナ、一緒に助けたじゃねーか!それでチャラじゃねーのかよ!」
そして、核心を突くように続けます。
「トキオが黙ってイワトに行っちまったこと、まだ根に持ってんだろ?」
アヅマは顔の前に指を突きつけ、強い口調で言い返しました。
「俺には俺の気持ちがある…俺はお前じゃないし…」
超人X8巻第43話より引用
「お前に口出しされる筋合いもねーよ!」
頭から煙を吹き上げたエリィは、怒りを爆発させてその場を立ち去ります。
「僕だけが悪いのかよ」
アヅマが小さくこぼしたその言葉に、モモマは即答しました。
「東くん(アヅマ)が100%悪いと思う」
超人X8巻第43話より引用
「……え?」と固まるアヅマに、
「1000%かもしれない」と追い打ちをかけます。
そして、穏やかな口調で続けました。
「トキオくんと話してみたら?」
超人X8巻第43話より引用
「エリィちゃんは私たちがなだめとくから」
アヅマはしばらく黙り込み、
「……考えてみます」とだけ答えました。
殴り合いの果てに
アヅマと激しくぶつかり合ったエリィは、トキオと鉢合わせします。
怒りが収まらないエリィは、トキオに向かってこう言い放ちました。
「アヅマとさっさと話せ!オラを巻き込むな!」
超人X8巻第43話より引用
その言葉を受けた後、モモマと籠村がトキオのもとにやってきます。
モモマから、アヅマとトキオの間にあるすれ違いの経緯を聞いたトキオは、改めて現実を突きつけられました。
イワトに行ってからというもの、アヅマとまともに話せていなかった。
避けられているのも分かっていた。
「作戦が終わったら話そう」
そう先延ばしにしていた自分にもエリィにも申し訳ないと感じるトキオ。
「やっぱり俺が悪いんだな」
「黒原くん(トキオ)が悪いと思う…100%」
超人X8巻第43話より引用
モモマの容赦ない言葉に、トキオは腹をくくりました。
「……よし。話しに行こう」
信号を使い、アヅマの居場所を探すトキオ。
そして、トキオとアズマの二人は昔よく遊んだ公園で出会います。
アヅマはジャングルジムの上に立ち、昔を懐かしむように空を見上げていました。
「よく、ここで遊んだな。空想の敵を倒して…日が落ちるまで走り回ってた」
超人X8巻第43話より引用
トキオが近づくと、アヅマは静かに語り始めます。
「サンダークに自制を学んだ。なのに上手くいかない」
超人X8巻第43話より引用
「お前の余裕の表情に腹が立つんだ。お前を殴れば、スッキリするかな」
「……しねーだろ、そんなの」
そう言った次の瞬間、アヅマの拳がトキオの頬を打ちました。
「……スッキリしねぇな」
トキオも無言で殴り返し、殴り合いが始まります。
拳と拳。
長年積もった感情が、言葉ではなく衝突でぶつかり合いました。
殴りながら、アヅマの心に本音が浮かびます。
イワトに行ったことがムカついたんじゃない。勝てなくなったことが、悔しいんだ。
怒りでも嫉妬でもない。
それは、置き去りにされたような寂しさだったのです。
喧嘩を終えた後、アヅマはふと尋ねます。
「……エリィ、怒ってた?」
超人X8巻第43話より引用
トキオは「頭から湯気出てた」と答えると、アヅマは小さく「そっか」と呟き、
続けて衝撃の一言を放ちました。
「エリィが好きだ」
超人X8巻第43話より引用

トキオは言葉を失い、目を見開きます。
2人の間に、これまでとは違う空気が流れました。
その後、アヅマのバイクに2人で乗り、ヤマトモリへと戻ります。
トキオはふとアヅマに尋ねました。
「……身内にドラッグに詳しいヤツ、いない?」
超人X8巻第43話より引用
「いるかよ、そんなやつ」
そう吐き捨てながらも、アヅマの脳裏にパルマの顔が浮かびます。
後日、アヅマはパルマへの聞き取りを実施。
アヘンの入手経路は秘密の個人サイトであり、管理人の名は「ヌード」であることが判明しました。
匿名口座に振り込むと、指定の時間と場所にブツが届くという、巧妙な仕組みです。
トキオたちはヌードの指定する受け渡し場所で待ち伏せします。
やがて、不審な人影が現れました。
「お前がヌードか」
トキオが詰め寄ると、そいつは犬を指差して言い放ちました。
「アイツでやんす!」
そして、すかさず逃走を図ります。
しかし、マイケルがテレパシーで拘束。
追い詰めたかと思いきや、ヌードはポケットから一枚のカードを取り出し、言い放ちます。
「レッドカード。退場でげす」
超人X8巻第43話より引用
次の瞬間、ヌードの姿はその場から掻き消えます。
ヌードは超人だったのです。
安心したように逃走するヌード。
しかし、その後、ヌードの体は輪切りにされたかのようにバラバラに斬り裂かれる。
遠く背後には、両手に剣を構える謎の人物の影が立っていました。
超人X8巻の考察!

『超人X』第8巻では、ゼンバーによって暴走したパルマの悲劇、そしてトキオとアヅマの確執の決着が描かれました。
さらに、アヘン供給の裏に潜むヌードの存在と、その直後に起きた惨劇によって、物語は新たな局面へと突入します。
今回は、第8巻でリカルドがみた夢と黒き災いへとつながる不穏な伏線について考察していきます。
リカルドの夢と黒き災厄


第8巻41話では、リカルドが「最近不安なんだよね〜」「イヤな夢もよく見る」と語る印象的なシーンがあります。
一見すると何気ない台詞のようですが、この夢はゾラの予言。
黒き災いの予言と深く結びついている可能性があります。
これまでの『超人X』では、夢と黒き災いのビジョンが密接に描かれてきました。
例えば、第5巻では、トキオとアズマがヤマトモリの崩壊を夢の中で目撃する場面があります。
さらに第2巻では、汐崎との戦いの後。
トキオが「俺がジャイアンズの4番ですかー! うそー!」と叫びながら夢から目覚めるコミカルでありながらも意味深なシーンが描かれていました。
このような伏線的な描写を踏まえると、リカルドの「イヤな夢」も単なる悪夢ではなく、迫り来る黒き災いの予兆と呼応している可能性があります。
さらに、リカルドの話の途中でバチスタが「ゼンバー」を再び手にしました。
「ゼンバー」は、今後の物語の重要な鍵になるのかもしれません。

ゼンバーは力を与える薬じゃなくて、黒き災いの種を撒くためのものとか?
今後、ゼンバーで黒き災いの原因になる超人が生まれるのかも!?
つまり、この夢はリカルド個人の感情描写にとどまらず、物語全体の不穏な未来を暗示する重大な伏線を示唆しているのかもしれません。
まとめ|超人Xは読むべき?8巻の評価と感想

この記事では下記について解説しました。
『超人X』第8巻では、ゼンバーによって暴走したパルマとの戦い、トキオとアヅマの激突と和解、そしてヌードの追跡が描かれました。
アヅマの恋心や、トキオたちの複雑な関係性にも変化が見られ、物語はより人間味を増していきます。
一方で、ヌードを斬った謎の人物や、ゼンバーが超人にも作用するなど、多くの謎も残されました。
ゾラとの決戦に向けて、物語は着実に核心へと近づいています。
